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「南京大虐殺」の真相

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「南京大虐殺」は誰がどのように創作したのか、当時の日本軍はどのように行動したのか、真相が明らかになっています。
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記事一覧

JOG(1348) 戦争にもルールがある ~ 南京戦、国際法を守った日本軍、破り放題の中国軍

 国際法を破り放題の中国軍に対して、松井石根司令官と上海派遣軍は国際法に忠実に戦った。 ■1.ガザ地区での戦闘は南京攻略戦を思い起こさせる  イスラエルのガザ地区への攻撃が続いています。テレビのニュースでは、イスラエル軍の空爆で怪我をした子供などが運ばれるシーンが繰り返し流され、国際的にもイスラエルが悪役とのイメージが定着しつつあります。  ガザ地区は全長41キロ、幅10キロの土地に、パレスチナ人難民など230万人が暮らしています。テロ組織のハマスは、ガザ地区の病院の地

JOG(673) 百人斬り裁判(下)~ 法廷での闘い

稲田弁護士は「百人斬りは虚偽である」ことを立証することを目指した。 ■1.国が「事実」を争わないから「虚報」が積み重ねられていく  稲田朋美弁護士は、「百人斬り」で遺族を苦しめた本多勝一記者や朝日新聞に対して、まず「百人斬りは虚偽である」ことを立証することを目指した。  従来から、中国人や韓国人が戦争中の被害について、日本政府を相手取って被害補償を請求する裁判が起こされていたが、それに対する日本政府の姿勢に、稲田弁護士は大きな疑問を感じていた。  たとえば、「南京大虐

JOG(672) 百人斬り裁判(上)~ 遺族の苦しみ

父がなぜ、虚報を教え込まれた小学生に「日本の恥」と言われなくてはならないのか。 ■1.「百人斬りの虚報を正す 向井少尉の次女 向井千恵子」  穏やかな顔の老婦人が近づいてきて、稲田朋美弁護士に差し出した名刺には、こうあった。 「百人斬りの虚報を正す 向井少尉の次女 向井千恵子」 「百人斬り」とは、昭和16(1941)年、南京を目指す日本陸軍で、向井敏明少尉と野田毅少尉が、どちらが先に中国兵を100人斬るかで競争した、という東京日日新聞(毎日新聞の前身)の戦意昂揚記事を

JOG(455) 「南京大虐殺」の創作者たち

 中国の中央宣伝部に協力した欧米人記者たち ■1.中国のプロパガンダ機関の協力者だった欧米記者たち■  1937(昭和12)年12月18日、ニューヨーク・タイムズに次のような記事が載った。 __________  南京における大規模な虐殺と蛮行により・・・殺人が頻発し、大規模な略奪、婦女暴行、非戦闘員の殺害・・・南京は恐怖の町と化した。・・・恐れや興奮から走るものは誰もが即座に殺されたようだ。多くの殺人が外国人たちに目撃された。[1,p106]  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

JOG(81) 松井石根大将 ~ 大アジア主義の悲劇

 南京事件当時の司令官だった松井大将は古くからの日中提携論者だった。 ■1.ジャキーノ神父の感謝■  昭和12年8月、第2次上海事変が起きた。上海の難民区で30万人のシナ人を保護していたフランスのジャキノー神父は、東京日々新聞に次のように語った。 __________  日本軍は人道上の誓約を守り通して、一発の砲弾も打ち込まなかったため、抗日的態度をとるものもなかった。私の永い支那生活中、今度くらい日本軍が正義の軍であることを痛感したことはありません。食料があと二、三日

JOG(79) 事実と論理の力 ~ 南京事件をめぐる徹底的な学問的検証、あらわる

 アイリス・ チャンによる"The Rape of Nanking"と比べてみれば、学問的検証とはどのようなものか、よく分かる。 ■1.真の学問的検証とは■  長年続いた論争が、突然、ある研究でピタリと終止符を打たれてしまう事がある。徹底した学問的な研究が、有無を言わせぬ事実と論理の力で、様々なプロパガンダを一掃してしまう-長年続いた南京事件の分野に、ついにその研究が現れたのかもしれない。東中野修道・亜細亜大学教授の「『南京虐殺』の徹底検証」である[1]。今回は、この著作

JOG(60) 南京事件の影に潜む中国の外交戦術

 中国系米人の書いたベストセラー "The Rape of Nanking"は日米同盟への楔。 ■1.目をえぐり、耳と鼻をそぎ...■  1997(平成9)年、Iris Chang という中国系米人の書いた "The Rape of Nanking"という本が、10万部以上売れ、ベストセラーリストに入った。まだ日本語版は出ていないが、その強烈に反日的な筆致は、日本人にはショッキングである。  チャンがどのように「南京大虐殺」を描いているか、その一端を覗いてみよう。南京占

JOG(28) 平気でうそをつく人々 ~ 「百人斬り」捏造記事の加害者たち

戦前の「百人斬り競争」の虚報が戦後の「殺人ゲーム」として復活した。 ■1.あんな事はホラさ■  元帝国陸軍大尉・向井敏明のもとに警察が訪れたのは、復員後1年足らずの昭和22年であった。米軍憲兵が彼を捜しているという。 警察は暗に逃亡を進めたが、「自分は悪いことをしていないから、出頭します」と答えた。  妻は、虫の知らせで「もしや、百人斬りの事が問題になるのでは?」と聞いたが、向井は「あんな事はホラさ」と、事もなげに言った。しかし妻の不安は的中し、これが夫婦の最後の会話と

JOG(15) Quantitative Analysis ~中学生が南京事件の犠牲者数を定量的に分析してみた

南京事件犠牲者数の定量データを分析すれば、中学生でも嘘が見破れる。 ■1.Quantitative Analysis: 定量的分析■  本誌第6号では、Fact Finding(事実究明)と Logical Thinking(論理的思考)の重要性を取り上げたが[a]、特に先入観を打破して真実を明らかにするには、定量的事実検証が効果的である。    たとえば、最近、歴史学の分野でも定量的な研究が進み、次のような興味深いデータが紹介されている。   ・明治日本は「富国強兵」を