見出し画像

私はいつも恐怖を持っている #2


当然のことではございますが、私にとって女風はお仕事です。

気分が乗らない、といって適当にその場を終わらせようとしたことは今まで一度足りともありません。
別の本業で疲れていようが前日あまり寝れなく寝不足であろうがそんなものは関係なく私は常に全力の性感です。

なぜなら、ユーザーさんから貴重なお時間を頂いているからに他なりません。

しかしながら、どれだけ真面目に懸命に取り組んだとしても、水商売であるがゆえにそれらが全て良き結果に繋がるかと言われれたらそうではないのが事実であり現実です。
言うなれば、直向きさや真面目さというのはあくまで主観であり自己満足のものさしでしかないのかもしれません。
そしてそれらは時に邪魔な場合もあったりなかったり。

ユーザーさんに楽しんでいただくことができなければ存在価値はおそらくですが、ないに等しいといっても過言ではありません。
ただ、私が言うのもなんですが、例え"それら"がなかったとしても売れる人はおそらく売れる世界だと思われます。

そんなセクシーパワーを持つ天性の才能を持った人を私は陰で、セクシースターと呼んでいます。

私自身はと言うと、少なくともセクシースターではないことは明確でございます。

#1でもお伝えした通りですが、デビューしたばかりの頃私はビビリの腰抜けヘタレ野郎でした。
自分で言うのも大変恐縮ですが、日記を割と頑張っていた方でしたのでコンスタントに予約は取れていたと思われます。
しかしながらその予約が入るたび、歓喜と同時に、その数値を優位に上回るほどの"恐怖"という感情が常について回っていました。

恐怖というのはわかりやすく言うとするなら、
「ユーザーさんの期待や楽しみにしていた気持ちを裏切ってしまったら」
というネガティブな感情のようなもの。いわゆる大きな不安です。
あと、「期待を超えなければ」といった大きなプレッシャー。

けれども、ずっとそういう自分だったわけではなく、ある時から自身のマインドが徐々に変わっていきました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?