孤立語・膠着語・屈折語

言語の分類の仕方にこのようなものがある。

孤立語とは、中国語に代表され語形変化がなく語順で意味を表す言語である。

膠着語とは、助詞などにより単語同士を結びつけることで意味を表す言語である。たとえば、日本語がある。

屈折語とは、単語の語形変化によって意味を表す言語でありロマンス語やゲルマン語がその代表例である。

屈折語といってもその度合いは様々である。たとえば、ラテン語では語形変化がすべてであり語順は関係ない。実際、語順を変えても意味は変わらない(ことになっている)。一方で英語は次第に「孤立化」していると言われていて、曲用や活用などの語形変化が単純化している。すなわち、英語は語順に依存していると言ってよい。

言語は話されている限り生きていて変化するものであるが、英語は近代に入ってから簡略化され過ぎた。これは、リンガフランカとなった言語の宿命なのだろうか。

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