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文学的な休日

11月24日 土曜日 天気は晴れ。

昨晩、珍しく宅飲みしてしまい

寝つきは悪かった。

起床は10時頃。

夜のライブの前に映画を見るために
部屋の掃除をして、出かける準備をし
正午頃、家を出た。


映画を見る前に腹ごしらえをしようと思い
高校生の時に食べたぶりに歌志軒を食べた。
すごく懐かしく、すごく美味しかった。

あのモチモチの麺すごくない?
ラーメンには合わなさそうだけど
他でもどっかで食べられんかな?

少し一服した後、映画館に向かう。
見るのは「a ghost story」。

何でこの映画を選んだのか分からない。
気分的にすごく見たくなった。

「マンチェスター・バイ・ザ・シー」主演の
ケイシー・アフレックと

「キャロル」のルーニー・マニーラ共演で

亡き夫が幽霊となり、妻の元に現れるというファンタジードラマ。


想像と違った。
悲しみにくれる妻を影で支えていくような話の流れかと思いきや。

宇宙とか次元とか時の流れとか
なんかもっと哲学的な話だった。

固定カメラでのワンシーンが多く。
またそのワンシーンがとても長い。

特にMがキッシュを食べるシーンはかなり長く感じた。これはきっと彼女が今どんなことを思い食べているか考えさせるための時間であるのと同時に、幽霊となったMの時の流れの感覚を味あわせようとしているのではとと思った。

最初は丁寧にナイフで切り分けていたのに

途中からフォークで、この世の無情に腹を立てるかのようにキッシュにフォークを突き刺して食べていた。

そんなこんなもありながら彼女は立ち直って行って、恋人との家を出る。
恋人Cは家に取り残され。歴代の住居者を傍観する。

この過程が個人的に長かった。
翻訳もないスペイン語で話す家族や
哲学的な話をする知らんおっちゃん。

やっと手紙を取れると思ったら
取り壊される家。

色々ぶっ飛んでいたが
世界は巡り巡って。また2人の家が建てられる。

結局、2人目も交通事故で死んで幽霊となるのだが

1人目がようやく手紙を読むことができて
この世と別れを告げることができる。

幽霊となって何十世紀もこの世に留まったのは

引っ越しを拒んだことへの罰だったのか。

それとも単純に、みんな幽霊として

いつもその家を見守り続けているのだろうか。

あの手紙には何が書いてあったのだろうか。


今日のブログは長いよ。

夜は、ダイヤモンドホールで緑黄色社会のライブ。

お客の年齢層は若めで、男女比は半々って感じだ。

正直、J-POPはそんなに聞かない。
が、彼らの音楽にはすごく心が浄化される。

アウトサイダー。
フィンランドに留学していた時、
黄色人種で英語も流暢でない自分が、異国の地で
無力な自分に落ち込んでいた。
そんな時に聞いたこの曲は、とても励ませれた。

アウトサイダーでもいいやって思えた。
自分の信じる道を進めばいいんだって肯定された気がした。

そういう縁もあって、彼らの音楽には縁がある。

実は、メンバーの一人と友達だ。
と言っても学生時代見かけたら話す程度だが、、

そんな人がテレビに出て、名古屋でも大きいライブハウスで
演奏してて、自分もがんばろと思えるのと同時に

自分は何しているんだろうっていう気になる。
まぁ業界柄、目立つっていうのもあるけど

自分って陳腐だなって感じる。

彼女と胸を張って会える日がいつか
訪れるように、今自分ができることを頑張ろうと思う。



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