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つくって遊べるプログラミング(執筆・ゲーム制作)

数年に一度、過去の仕事をいくつかアップするという超長期サイクルで書いております。仕事実績です。
学研から出版された「つくって遊べるプログラミング」の執筆と、書籍内に登場するプログラミング学習用のゲームを作成しました。この本のテーマ的には、学習用ゲームの内容ありきで構成されるものなので、構成部分もふくめて最初期からお手伝いしました。ゲーム企画はすべて僕の担当ですが、執筆においてはプログラミングに詳しいライターの東海林さんが全体の半分くらいを書いてくれています。

書籍のページはこちら。


スクラッチでゲームを作るのはいつもながら楽しいです。仕事で「こういうゲームを作って欲しい」というのは、大喜利みたいな感覚で、その中でどんなものが作れるかを悩む工程からして楽しい。

この本用に作ったゲームがいくつかあるので、今回はおすすめ作品のリンクを貼っておきます。イラストは書籍全編もゲーム内も、間芝勇輔さんのイラストレーションによるもの。公式サイトもすごくカワイイです。


英語で命令!ロボ先生を宝箱まで進めよう

前に進むといった命令を組み合わせて宝箱を取ろう

こちらはスクラッチのゲームプログラミング画面を使って、実際のプログラミングを学ぶためのゲーム。ふつうにスタートボタン(緑色の旗)を押しても動きません。あらかじめ用意してある「定義ブロック」を使うことで、シンプルにプログラミングの基礎を学ぶための簡易ゲームです。

何がいいって、絵がかわいい。


遊んで覚える!「都道府県パズル」をつくろう

エリア別の都道府県パズル

こちらは、都道府県パズルです。ふつうにゲームとして遊んでもらっても、そこそこ楽しめるのではないでしょうか。

地方別に、都道府県の形をしたピースが出てくるので、出ているピースを元の位置にはめ込みます。ただし、元の位置に戻す順番が決まっていて「あいうえお順」でなければなりません。

この仕組みによって、各県の名前と配置を覚えやすくなるというゲームです。リンクは完成形のゲームですが、書籍内では、部分的に欠けているプログラムを完成させてゲームを遊べるようにします。


アクションゲームに挑戦!ロボットアドベンチャー

画面をクリックしてワイヤーを伸ばし、ステージを突き進め

これは書籍内で「スクラッチのプログラミングを使うと、こんな風にゲームをつくることもできるよ」という見本ゲームです。そういう見本が1つくらい欲しいという要望を受けて、まさかのワイヤーアクションゲームを作成しました。

ワイヤーアクションを作るためには、プログラミングだけじゃなく、三角関数や力の方程式といった知識が生きるので「ゲームをつくるには、いろんな勉強が役立つよ!」というのが大義名分たる主張なのですが……単に作ってみたかったんだよね。


このほかにも、書籍にはいろんなタイプの学習ゲームが出てきます。没になったゲームもあるけれど、とても楽しい仕事でした。


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