日本の自然には「宿っている」。

日本の自然には「宿っている」。

それが海だろうと山だろうと、森だろうと川だろうと。

夏だろうと、冬だろうと。

「八百万の神」という言うように、日本はどこに行っても神秘が「宿っている」。

どの景色にも「切なさ」がある。これを「侘び寂び」と呼ぶのか、「ノスタルジック」はたまた「儚さ」と呼ぶのかはその時の気持ちによって変わるかもしれないが、これまで日本という島が見てきたきた歴史の深みを感じさせてくれる。

例えば日本の海に足を運んだとしよう。

それが真夏のビーチであっても、その景色には「切なさ」が宿っているのである。

入江だったり湾になっている海辺は特に感じる。

両サイドに見える山に生えている木々。到底想像できないほど深そうな森林の景色を見ているだけで吸い込まれそうになる。

日本の至る所に神社が建てられているのにも納得がいく。

おそらく昔の人達も縁起の良い立地などに敏感だったのではないだろうか。

日本の大地に足を踏み入れるということはまさに日本の自然との共存であり、いかに都会に住んでいようともこれを無視する事はできないのである。人と島との深い繋がりは現代人は忘れつつあるが、それは確かに存在する揺るぎのない真実なのである。



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