嫉妬しなくなった

少し前まで様々なものに関して，恐ろしくレベルの低い嫉妬を終止していて，それを実感して病んでいくというのを繰り返していた．仲が良い人が僕を含めないで話しているだけでも，軽い嫉妬というか仲間はずれの感覚を覚えていて，それを感じている自分自身も本当に嫌だった．なんだこの愚かなな化け物は．書いていて本当に恥ずかしい限り．しんどい．

音楽に関して言えば，有名なフェスに呼ばれなかったり，同期バンドがどんどん先を行くのにも耐えられなかった．でもそれを言葉にするのもダサすぎてもう八方塞がりだった．フェスに呼ばれないのは人気がないからだと思い込み，興味のない売れ線の曲を聞くなどの愚かなこともした．

少しでも興味を持ってくれる人の目線を独り占めしたかった．そしてそれができないとわかると苦しくなった．苦しい感情に気づいて自分自身にも嫌気が差した．からっと生きていきたいとずっと思っていた．（実際は表面上はカラッとしているように見えるらしいけど，中はどす黒く渦巻いている感じ．それを自分で実感してほんとそんな自分が大嫌いだった．でも見せないようにするにもメンタルコストが必要で，それによってダウナーになっていく感じ）

色々あって，今一人で音楽を作っているけれど，自分という存在を嫌でも知らないといけなくなった．というのも，以前はメンバーが納得するか，ということを念頭において居たけれど，今は僕が作ったものを「僕」が納得するかという状態．これは非常に大変で，なにも妥協できない．苦しい作業である．（今はピアノを入れるかどうかで意味わからないほど悩んでる．誰か助けて）

こんな一人になっても，僕の言葉や音楽に対して「好きだ」といってくれる人がいることをものすごく実感していて，自分が音楽を創る人間だって知る．そして，僕のペースがあるっていうことも知った．ライブ減ったけど，僕はそれのほうがいい．色々考える人間だから，ゆったりと僕のペースで音楽をやっていければ良い．そう思ったら焦らなくなった．

人に対しても，結局「自分以外他人」ということを頭ではわかっていたけれど，どこかでは自分の近くにおいておきたい，自分の思想と同じ感覚を持ってほしい（これは実はかなり危険な思想である笑）と思っていて，こう，仕事とかでも「もう少し頭使えばこれわかるでしょ」があって期待して，がっかりしての繰り返しだったけど，もう期待をすることがなくなった．その人の今見えているそのものだけを見て，「ポテンシャル」というものを思考から取り払った感じ．そうするとその人そのものの本質が見えてきて，期待することもなく，がっかりすることもなくなった．デメリットは他の人への興味も以前よりなくなってしまったというところ．人へのLOVE的な好意は全く持てなくなってしまった．僕の創作活動において，脳のキャパシティを埋める要因の一つだから少なくなったことはいいことだと思う．

そうして周りの結婚ムーブに対しても他意はなく喜べるようになった．し，「いつか自分も」という謎の焦りから解き放たれて，良い意味でのマイペースな時間を過ごしている．良きです．

バレンタインデーすっかり忘れていて，なんの感情も起こらなかったのが本当に面白い．僕は一人でパスタを作って食べていた，たしか．

題名に戻るけど，そういったことから全く嫉妬しなくなって，良いものには良いと言えるようになったのは，自分の創るものへの価値を認められたからだと思う．

あとはせこせこ今作っている曲を完成させるだけだ．ほんと頑張ろ．

※随分ととりとめのない雑記になってしまった．