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【コーチング】コーチャブルとは

コーチングを受ける資質、それがコーチャブル。

コーチャブルでない人には時間の無駄?

実はコーチングではない文脈で「コーチャブル」という言葉を知りました。
私は新規事業の立ち上げ支援をしている際、一緒にやっていた、ある外部コンサルタントから聞いた言葉でした。

新規事業系は答えがありません。それはコンサルタントであっても同じで、ヒントや情報を与えることはできますが明確な答えを出すわけでも無いですし、そのコンサルタント自身が事業立ち上げするわけではありません。

会社の中の新規事業担当者を数名一緒に支援していたのですが、ある方には全然その支援がはまらなかったのです。
後でその方に聞くと、「もっと色々教えてくれるのかと思った」「ありきたりな支援で、気づきも学びもない」と結構辛辣な感じでした(汗)。

このとき、一緒に支援していたコンサルタントの方が仰っていたのが、「うーん、コーチャブルじゃないなあ…」「それだと続けてもお互い時間の無駄だから止めよう」となって、相談した結果、その方の支援は終了しました。

謙虚さと正直さ

コーチャブル(Coachable)とはどういうことなのでしょうか?

詳細は前出の記事に任せますが、基本は英語をそのまま訳したら「指導される能力」であり、転じて「謙虚さ」「正直さ」とも言えます。さらに「努力をいとわない姿勢」「学ぼうとする姿勢」が含まれるようです。

コーチングにおいては、コーチは問いかけによりクライアントを支援します。問いかけから自分と向き合い、内省し、気づきを得て選択肢を増やし行動変容を起こすアクションをとります。

まず自分に関して気づきを得たとき、それは本当は気づきたくなかったことかもしれません。もしくは気づいてはいたがあえて表出しなかったことかもしれません。そんな自分の嫌な部分に気づいたとしても、それを正直に受け入れて、次如何していくかを考えなければなりません。

また、コーチングにおいてコーチは基本的にはクライアントに寄り添っていく立場ではありますが、時には厳しいことも言わなければいけません。せっかく互いの貴重な時間を取って行っているコーチングですから、進展がないのはコーチとしてもクライアントしても不幸な状況です。
その厳しい言葉を真摯に受け入れられるか、謙虚にコーチングの場で気づきを得ようとする姿勢を続けていけるかどうか、もコーチングが機能するしないを左右します。

そしてコーチングにおいては「終わりの無い学びと成長」を支援しますので、学び続ける、自分の可能性を信じ続けるという姿勢が必要です。そのためには諦めず努力し続ける必要もあります。

コーチャブルな人に成功して欲しい

謙虚であれ、正直であれというと青臭く感じるかもしれません。
ただ、色んな人の言葉に対して聞く耳を持つということは、ある意味自分の選択肢を増やしていることだと思います。
(もちろん何でもかんでも言われたままやることはコーチャブルではありません)

口八丁手八丁で、何十枚舌があるのではないかと思うくらい悪気無く嘘をつける人を何人か知っていますが、それで一時的にはポジションを獲得はしてはいても、その本人が成長しているようには感じられません。

私は遠回りしているかもしれないし、バカ正直と言われるかもしれませんが、コーチャブルな人がちゃんと成功して欲しいと思っていますし、それをコーチングで支援できるのであれば嬉しい次第です。

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