理想と現実が遠く離れているってことはそれくらい君の理想が素晴らしいということだ。
社会人1年目になり、初めて電車通勤というものを体験した。意外と悪くない。こんなにも大人数が近くにいる中で誰も言葉を発しない異様な空間が僕は嫌いではない。むしろ考え事をするにはもってこいの場所とも思っている。でもこの価値観はあまりみんなには言わないようにしている。変わっている人と言われてそれに対してリアクションするのがめんどくさいからだ。
一年目。ミスをした。大きなミスだ。全社員に知られるくらいのミスだ。
自分に嫌気がさした。もうだめだ。と心が渋谷の坂道で音を立てて壊れた。
幸いにも賑やかな町と男女の大きな声で壊れる音はかき消させたが渋谷の平均悲しみ度を3下げた自信もある。
泣いた。人がたくさんいた。本当に泣いた。
上司からお叱りの後に一言メッセージがあった。
きっと今の自分と理想としている自分とのギャップに悩んでいると思う。
だからといって理想を下げる必要はない。あなたがかかげている理想は
それほど立派だということだ。
そしてより泣いた。きっと涙を出していなければより心擦り切れていただろう。
いつもありがとうございます。
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