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9月18日~9月22日 週報

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置かれた場所で枯れていく

 圖書館で借りたヤングケアラーの本を二册讀んだ。「ヤングケアラーの歩き方」と「「ヤングケアラー」とは誰か」である。私は41歳なのでまう「ヤング」の取れた、ただのケアラー、精神障害を持つ機能不全家族の一員として生きてゐるので、色々思ふ所があるし、讀んでゐて随分氣が沈んでしまつたのだが、二册ともケースは色々あれども、概ね「機能不全家族からの脱出」しか方法はない感じで、きつと私は一生このまま親の機嫌を取りながら死ぬのかと憂鬱な氣分になつてしまつた。ヤングケアラーと名の付く前の各位は、私は、要するに救はれない。

 仕事以外何も出來ない上に糖尿でアル中の親父と、その愚癡を延々と云ひ續ける癲癇とヘバーデン結節を患ふ母親。私にとつて自分の人生を生きると云ふのは實に「贅澤」な話であり、さういふ贅澤はまう子供の頃にとつくに諦めてしまつた。親を片附けて私は自分を仕舞つて死ぬ。それしか道はないのだ。

 親――と云ふより、計劃性もなく特に何も考へずに子供を作つた人間がふたり、である。人間は20過ぎたら(今は18か)立派な大人、本人の責任とされてゐるが、親が喧嘩をすれば仲裁し、母が愚癡れば話を聽き、つまり、私は緩衝材であり、ゴミ箱なのである。どちらにせよ、逃れるには全員死ぬしかないのだ。いやんなるね。

 大人になつたケアラーは、手遲れですね。はい。

審神者ブログ

 何處ぞの誰かが刀らぶはじめました。これは、ログです。チェキラー。

ところで毎度の宣傳です

 今囘のnoteはちよつとダルい感じでしたが、普段はもつとライトな話を書いてゐます。フォローやご支援宜しく御願ひいたしますわよ。

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