ヨガスタジオに行っているのですがね

 毎週水曜はヨガスタジオへ二時間半程レッスンを受けてゐる。何年前だつたか、そのスタジオ兼自宅を親父が建てて、その縁でずつと通つてゐる。さういへばそれも11月だつた。人生で何か變はるときは11月が多い。仕事を始めたり、祖母が死去したのも、母方の叔父の長男が自殺したのも私が生まれた年の11月であつた。今では叔父の年齡もすつかり過ぎてしまつた。長生きはするものではない。
 そんな辛氣臭い話よりヨガの話だ。ヨガの先生は女性で小柄で昔はバレエをしていて、いかにも「丁寧な暮らし」をしてそうな、顏からは年齡が窺いしれない、本業はイラストレーターである。情報量が多い人だ。大抵新しく買つたTシャツの柄にツッコミを入れてくる。職業柄やはりデザインが氣になるのであろう。「働いたら負け」の雙葉杏Tシャツは何囘著ていつてもウケがいい。
 ヨガが樂しいか? と聞かれればさうでもない。しかしやらないと氣持ちが惡いので健康維持費的にお月謝を拂つて割と眞劍にやつてゐる。體が硬いので出來ないポーズもたくさんあつて格好惡い事この上ないのだが、出來ないものは出來ない。でもやる。さう云ふ感じでやつていつてゐる。

 竹間淳氏(ファザナドゥのBGM作曲者)の曲をずつと聽いてゐたが、どの作品も本當に良い……ボンバーマンも氏の作品だつたのか、凄いな。昔の曲でも古びない良さがある。ジャンルは違ふが兒童文學作家の岡田淳氏といい、私の幼少期の一端は「淳」で出來てゐたのかと思ふとちよつと凄い。
 もし何かあつて(何かつてなんだらう)「刑部しきみはちよつと……別のペンネームお願いできますか」ときかれたら下の名前は「淳」で決定だな。「JUN」の三文字で決まる名前の感じも良い。『二分間の冒險』は兒童文學として大變おすすめできる良書である。出來れば子供の頃に讀むのが一番良い。と思ふ。

 貧民の家庭だつたので、お稽古ごとなるものをした事もなければ塾にも通つた事がない。高校も行けないかと思つたくらいにはうちには金がなかつた。親父はポケバイ、母はピアノをさせたかつたらしい。一體どの方向に連れて行く氣だ。
 ポケバイは兔も角、ピアノはまあ工夫すればやれたかもしれないが「發表會に著せる服がないから」といふ理由で習わせられなかつたらしい。母も生まれは一應立派だがやはり貧民として育つてをり、中卒で大阪に就職が決まつてゐたのだが土壇場になつて高校へ行くと云ひだし、比較的金のかからない榮養學をやるような科を選擇したと聞いてゐたので似たもの親子ではある。

 note はサクラエディタで書いた文章をペタッと貼り附けると文字數をカウントしてくれるのだが、毎囘チラ見して概ね1000文字程度毎日書いてゐると云ふことらしい。さう云へばツイッターへの投稿が減つた。ネタがなくなるからだ。無職にはネタすらない。もつとインプットせねばと思ふのだが、金が無い。そろそろ圖書館通ひを復活させるか何うか惱んでゐる(遠いから)。田舎は何もかもが遠い。
 これくらいかけるのであれば正かなの原稿も書けるのでは? とは思ふのだがやはりネタがない。統合失調症の話は既に note に書いてしまつたので、發達障害診斷秒で斷られたので新たな何らかをやつたわけでもなく今更特段書き足す事もない。人生のネタ、所謂エッセイは身を削つて書く樣な産物なので、くられ先生みたいにカジュアルに死にかけるやうな人生でもないとさうさうネタなどでない。というかくられ先生は特殊案件が多すぎて……生きてるのが不思議なレベルの人だから自分ネタだけで同人誌が出せる譯で、素人の無職は何も生み出さないのだ。

 と云ふ譯で正かなの文章、ネタ募集。

 今からまた「越えざるは紅い花」やつて寢る。クリアしたら次は「貴方日記」といふBLヤンデレ主人公攻樣というなかなかな、もともとはアプリゲーでした。それがPC版に移植されてゐるので買おうかな、と。送つてくれる人がいれば送つてくれても良いんですよ(血眼)

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