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わりとフツーに言うと「工夫」と言う

・コンビニでデータをプリントする時、
USBを挿してプリントしたいデータを選択して
お金を入れて、プリントのボタンを押すんだけど、
プリント用紙が印刷されて出てくる前に、
USBを抜かないといけない仕様になってる。
あそこの順番を逆にするだけで、
USBの抜き忘れを未然に防げる。
よくできてる仕組みだよねえ。

・よくある銀行のATMだと、
キャッシュカードと現金は同時に出てきて、
カードの抜き忘れがないように音が鳴る仕組みだ。
あれなんかも、先にキャッシュカードを抜かないと
現金が取り出せないようにすれば良い気がするけど、
どうなんだろうね。
それだと、今度は現金を持ち忘れしちゃう人が
出てきてしまうのかね。

・あとは、昔と変わって、
今はバス停が電子掲示板になってて、
リアルタイムで次のバスと次の次のバスが
今は何停留所前に位置しているのかを教えてくれる。
停留所に並んでる人は、これのおかげで、
バスの車内が混雑してるなら見送る余裕を持てる。

・あとはさ、電車でさ、
通過待ちの駅ってあるじゃないですか。
急行電車の追い抜きを待たされる駅。
通勤ラッシュ時は、やっぱり、みんな急いでるから、
各駅停車を追い抜く急行に乗客が殺到するんだよね。
通過待ち駅のひと駅前で、
急行が停まる学芸大学駅では、
「通過待ちの列車でも、中目黒駅への到着時刻は
2分しか変わりません」みたいなポスターが
貼られてて。
ああいう表示も一定の効果があるんだろうね。

どこまでを行動経済学というかはわからないけど。
「忘れないように意識!」とか、
「少し考えればわかるでしょ?」とか、
「時刻表を見ればいいじゃん」とか、
人の意識や判断にゆだねるのではなくて、
ひと工夫で行動の原理から変える仕組みは良いよね。

1番目のUSBの工夫にひと工夫大賞を差し上げます。

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