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同時代に生きてた人たち

,昨日の「今日のダーリン」はこんな内容。
『歴史上では重要度が低いできごとほど、
今を生きるぼくらにとっては豊かな情報だ。
例えば、「堀田賢慎投手は発泡入浴剤を3つ入れる」
こんな素敵などうでもいい話が無数に飛び交っている
この豊かさは同時代にいないかぎりには味わえない』
相変わらずおもしろいなあ。

同時代に生きてるからこそ得られる豊かな情報。
よく世界史、もっといえば、美術史を学んでいると
こんな驚きがある。
「画家のピカソとデザイナーのシャネルは
同じ時代に活躍していた。
さらに音楽家のエリック・サティや、
クロード・ドビュッシーとも交流があって、
彼らはバレエの舞台作品で、
デザイン、衣装、作曲などで協業をしていた。」
学校で習う美術や音楽の歴史は、
それぞれ縦割りにできごとをなぞっていく。
文化ジャンルの横に串をさしてみると、
あの人とあの人が繋がってるの!?
なんて驚きに遭遇するけど。
これも同時代を生きてる人からすればあたり前だ。

200年後も歴史上の人物として名前が残る人同士の
交流が驚かれるならばどんなリッチな情報があるか。
大谷翔平選手と羽生結弦選手、藤井聡太名人が
同世代であること、
その少し上の世代に宇多田ヒカルさんがいて、
宮崎駿監督やオノ・ヨーコさんも、
同じ時代の人たちだったんだよなんて言ったら、
驚かれるだろうか。
大谷翔平選手は「スラムダンク」、
宇多田ヒカルさんは「ドラゴンボール」に
それぞれ影響を受けているなんて話は、
同時代に生きてるからこそ知れる豊かな情報だろう。
あの「コロナ感染」が世界を襲ったのも同時代で、
「BADモード」と「君たちはどう生きるか」
は、同じくらいの時期の作品で、
「コロナ禍」で制作されてたんだよ。
こんな感じだろうか。

それぞれのディスコグラフィや作品履歴というのは、
「縦」にまとめられた文献は多くあれど、
「横」にまとめられたものは多くはない気がする。
だからこそ、博識者が昔々の時代のことを
縦横無尽に語る話はいつ聴いてもおもしろい。
同時代の人たちからしたら、
こんなに当たり前のことなのにね。

コンマリや、草間彌生さんも同じ時代なんだよー。

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