見出し画像

コーペティション戦略(スタバと靴磨き編)

・昨日は大塚駅に少し用があってね。
13時からの所要だったから、
30分前に着いてコンビニで軽食を取ろうと思って。
ぼくの「コンビニ飯」というのは決まっていて。
ファミマの「グリルチキン炭火焼き鳥風味」と、
「トロピカーナエッセンシャルズ 食物繊維」。
チキンの方はどこのファミマに行っても、
いつでもあるのだけど、
コンビニを周われどトロピカーナが見つからない。
焼き鳥風味のチキンとピーチ味のフルーツジュース。
どうしてもトロピカーナが良くて。
大塚駅前のコンビニをグルグルと周ってた時に、
あるカフェが目に入ってきた。
洗練された内装の店内なのだけど、
靴やら、ソールやらが飾ってある。
「歩くをテーマにした展示とコーヒー」とある。
お店の名前は「ARUKU COFFEE GALLERY」。
靴とカフェ、一見、脈絡のない組み合わせに見えるが
ぼくは強いシンパシーを感じた。
というのも、似たコンセプトのカフェはアリだなと
ずっと前から思っていたからだ。

厳密に言えば靴とカフェじゃなくて、
「靴磨きをカフェの隣のスペースで」。
都内のスタバの隣にお店を出すという戦略。
日高屋がマクドナルドの隣に出店を続けたで有名な
コーペティション戦略というやつだ。
発想の経緯はこうで。
「連日、スタバは混み合っている。
飲み物を買ってゆっくりしたいけどいつも席がない。
いっそのこと、スタバの飲み物が飲めるスペース
というビジネスが成り立つのではないかと考えた。
売ってるものは「スペース」なのだけど、
お金はどうやってとろう。
「スペース」の販売の言い訳にできるもの。
サードプレイスの邪魔をしなくてお金を貰えるもの。
靴磨きならのどうだろうか。
店内はスタバのようにおしゃれで、大きい机に
間引いた席数。Wi-Fi完備で、なんでも持ち込みOK。
靴磨きの間の待ちスペースっていうテイなんだけど、
磨き終わった後も、ゆっくりしていってください。
おしゃべりでも、ゆっくり本を読むでも,
仕事をしても、なんでも良いです。
まあ、なんでも持ち込みOKでゆっくり座れるなら、
500円くらい良いか。それに靴も磨けるのね。」
といった具合に、連日、人が賑わえば、
集客の必要なんてないんじゃないかなと
そんなことを考えてたわけで。
もちろんこれじゃ回転率が低いから、
単価の課題を考えなきゃいけないんだけど。
まあ、それには色々と秘策があってね。
ただ、物を飲食するところで「靴」って
衛生イメージ的にどうなんだろうなーなんて
考えてた矢先に、今日、そんなお店に巡り合ったので
「やっぱ、アリだよね!?」と共感を感じたのだ。

実際に学大のスタバの前の物件が空いてたんですよ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?