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その書評は誰が書いたものか

・とある新聞の書評欄。
ヒコロヒーさんの新著「黙って喋って」
についての推薦文が掲載されていて。
文字数にしておおよそ1500字程度。
それを全部読み切るまでもなく、
プロの書いている文章であるとわかる。
その文章のどこが凄いのかというと、
上手く説明ができないのだけど。
文末の推薦者を見てみると、歌人の俵万智さん。
「どうりでね」という感じ。
これに限らず、
日経新聞の日曜日朝刊の「NIKKEI The STYLE」にて
目を引くエッセイがあって、著者をみてみると、
金原ひとみさんや、林真理子さんだったりする。
1500字程度のエッセイやコラム、随筆というのは、
プロの小説家や歌人の本領域の舞台ではないはずで。
それでいても、こうした1500字程度の、
読み応えある文章を綺麗にまとめ上げてしまう。
3つ星シェフがサラッと作るまかないのかのように。
いや、バスケットボールのスタープレイヤーが、
試合前のウォーミングアップで魅せる
見事なボールハンドリングさばきのような。
いや、誰もが耳にしたことのある昔の有名な画家が、
恋人への手紙にひと筆で書き添えた素描画のような。
鍛錬を重ねられたプロの技術の片鱗が隠しきれずに
漏れ出ているようなそんな感じ。
その魅力の正体は技術なのか?
そもそもの著者の感性なのか?
そんなコラムや書評やエッセイを
洒落てるなあーとか思いながら、
スクリーンショットをしては少しずつ集めている。

こんなことを4月26日にも書いてるんだけど、
思ったことは伝え方を変えて何度でも書いてみます。

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