【手術の名医たち】脊椎脊髄手術 多くの症例に触れて培った技術で患者にとって最も負担の少ない手術を 田村 睦弘
毎日多くの手術に立ち空間的な認識力と技術を磨く近年、脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニア、側弯症などの背骨の疾患に対し、背中の大きな切開や、筋肉の剥離を抑えた低侵襲手術が行われている。田村睦弘医師はそうした治療を積極的に取り入れ、6000例以上の脊椎脊髄手術を手がけてきた。現在では内視鏡を用いたMED(脊椎内視鏡手術)や、後方からの低侵襲固定術(MISt手術)、体の横から椎間板ケージを挿入するXLIF(腰椎側方進入前方固定術)など、幅広い手技を導入し、一人ひとり患者にあわせて使い分け