【名医インタビュー】患者目線で歩み続ける 医師たちの軌跡 平川 和男/人工股関節置換術
最小侵襲手術の名手に全国から患者が押し寄せる 鎌倉市の一角に、国内で最高峰と称される人工関節置換術に特化した医療機関、湘南鎌倉人工関節センターがある。北は北海道、南は石垣島まで、同院には全国から患者が押し寄せ、手術は3カ月先まで予定がいっぱいだという。
従来、20cmほどの大きな切開で行われてきた人工股関節置換術。それを平川和男医師は7~8cmほどと極めて小さな切開で行う。カーテンを開くように筋肉を分け入り、その空間で人工股関節を設置する。皮膚だけでなく、筋肉や靱帯もほと