マガジンのカバー画像

ARCHIVE~まとめ

17
過去に発行され人気を博した記事をお届けする「ARCHIVE」をまとまめました!
運営しているクリエイター

#整形外科

【名医インタビュー】患者目線で歩み続ける 医師たちの軌跡 出沢 明/脊椎内視鏡手術

高度かつ独自のテクニックを要求されるPED 腰の痛みや痺れを引き起こす、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などの脊椎脊髄疾患。その治療において、内視鏡を用いてわずか8mmの切開で行う「PED(経皮的内視鏡下椎間板摘出術)」を国内に導入し、脊椎内視鏡手術の発展を担ってきたのが出沢明医師である。  PEDの最大の特長は、その低侵襲性にあるだろう。極めて小さな切開で、患者の負担を抑えて治療でき、早期に社会復帰して積極的に身体を動かすことまで可能だ。  「背中の筋肉へのダメージを防げる

【名医インタビュー】患者目線で歩み続ける 医師たちの軌跡 平川 和男/人工股関節置換術

最小侵襲手術の名手に全国から患者が押し寄せる 鎌倉市の一角に、国内で最高峰と称される人工関節置換術に特化した医療機関、湘南鎌倉人工関節センターがある。北は北海道、南は石垣島まで、同院には全国から患者が押し寄せ、手術は3カ月先まで予定がいっぱいだという。  従来、20cmほどの大きな切開で行われてきた人工股関節置換術。それを平川和男医師は7~8cmほどと極めて小さな切開で行う。カーテンを開くように筋肉を分け入り、その空間で人工股関節を設置する。皮膚だけでなく、筋肉や靱帯もほと