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「やりたいこと」と「得意なこと」のジレンマ

シズる株式会社に入社して4ヶ月が経ちます。
僕は焦っていました。

以前勤務していた楽天では、
各メンバーに定量的で明確なゴールがあり、
達成するためのアクションも提示されていました。
そのフィールドでは賞を獲得したり、上位の成績を残すことができました。
好きか嫌いかは別として、得意な業務だったと思います。

今働いているシズるでは、
ビジョン、そしてミッションでもある「幸せの分母を増やす」
それを実現するための行動指針として「愛」と「想像力」があります。
シズる入社の決め手でもあります。

しかし間違いないルートを明示されながら突っ走ってきた僕にとって、
「幸せの分母を増やす」「愛」「想像力」は抽象的で、具体的なアクションに落とし込み、実践することができていませんでした。

このギャップに4ヶ月間苦しめられていました。

岸田さんとの1on1

そこで岸田さんに相談しました。
自分の考えていることや悩みを全て打ち明けたところ、
ジェネラリストとスペシャリストの話をしてくれました。

■ジェネラリスト(Generalist)とは
幅広い知見と多面的な視野、豊富な経験を持ち、
様々な分野の人達をまとめ上げる役割を担う人材を指します。
岸田さんはまさにこのタイプで、全てを俯瞰しながら、合理的かつ効率的に仕事を進めます。

■スペシャリスト(Specialist)とは
特定の分野において専門的な知識・スキルを有する人を指します。
職人やエンジニア、あるいは突出したセールスマンなどがスペシャリストと言えます。

この話で明らかになったのが、
「やりたいこと」と「得意なこと」のミスマッチでした。

やりたいこと:関係者をマネジメントしながら、ゴールに導いていくこと
得意なこと :コツコツと真面目に、目標に向けて積み重ねをしていくこと


伊能忠敬というスペシャリスト

そして日本の発展に絶大な貢献をした、伊能忠敬の話になります。

伊能忠敬は、ご存知の通り日本地図を完成させた人物です。
「幕府のために日本地図を作りたい」と懇請し、日本全土を歩いて実地測量し、当時では考えらないほど正確な日本地図「大日本沿海輿地全図」を完成させました。
伊能忠敬は「日本の大きさを知りたい」という好奇心と強い想いだけで、17年間休みもせず、約4万キロメートルを歩き続ける非常にタフな人物だったそうです。

ここでハッとします。
僕が目指すべきは伊能忠敬のようなスペシャリストだったのだと。
目標に向かってひたむきに積み重ねていくスタイル。
なぜならそれが得意だから。
シンプルです。

オリタクさんのnote

そして僕にとってこのnoteの存在も大きかったです。

確かに諦めるという言い方をされるかもしれないけど、
見方次第では自分の輝けるポジションに身を置いたとも捉えられます。
自分に合った武器を身につけ、自分の勝てるフィールドで戦う。

負けを認めたくないと葛藤していた自分に、この言葉たちが背中を押してくれました。


これからは自分の得意なフィールドで、
会社のミッションでもある「幸せの分母を増やす」
そして共感して、僕のゴールになった「幸せの分母を増やす」
を実現するために日本全国、そして世界に”おいしい”を届けきります。

それが僕の今できることだと思います。


追伸
伊能忠敬と井伊直弼は、間違えやすいのでお気をつけ下さい。
こんな真面目な話をしていますが、岸田さんと話している時は「井伊直弼」をロールモデルにしようとしていました。笑


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