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意思決定力を高めるために必要なこと

意思決定は論理的に考えるだけでは行えない

論理的思考によって、意思決定に用いる観点を網羅的に洗いだすことはできるが、意思決定そのものはその枠組みだけではできない

なぜなら、「やった方がいいこと」は無限にあるから。

本当に大事なのは、
「やった方がいいこと」の中から、「やらないこと」を選ぶという作業

先のことがわからないからこそ、全ての選択肢には可能性がある

だから、やらないことを選ぶことが難しい


確かに、データによって物事の相関関係は見えるが、
そこに因果関係を見出すのは人間の意思、価値観であるし、

結局、自分の意思を持たない人間が
いくら論理的に思考をしたところで、問題は解決しない

クライエントが期限を延ばしてでも質の良いアウトプットを求めるのか、質に妥協してでもスピードを求めるのかは実際にクライアントに聞いてもわからない

皆自分が思っている以上に自分のことがわかっていないから、何に満足するかは、具体的なアウトプットを見てみないとわからないものなのだ

要望通りのアウトプットを出したのにも関わらず、「これじゃない」と言われる経験は皆したことがあるのじゃなかろうか

そうすると、結局考えてもわからないのである

だからこそ、「よくわからないけれど、これが良さそうだ」という、自分なりの肌感覚を持つことが重要になる

そしてその肌感覚というのはやはり経験を積むことによってしか養われない

何が正解かわからない状況で、わからなくても一旦自分なりに答えを出して
やってみるということを繰り返して養われる

失敗が怖くてどう解決していいのかわからない課題から逃げているうちは、いつまでも良い意思決定ができるようにはならないのである

良い意思決定をする人間は皆、たくさんの失敗を経験し、失敗をすることを分かっていて、たくさんの機会に飛び込んでいる

そして目の前の挑戦機会から逃げたくなる自分を、そこへ向かわせるだけのセルフモチベートおよびセルフマネジメントを行えること、

もっとわかりやすく言えば、いかなる状況をもポジティブに捉えられる、楽観思考が、意思決定力を作っている

やったことないんだから、最初からうまくいかないのは当たり前
本当に失敗なのかどうかは、たくさん失敗を積み重ね、これ以上努力できないというくらい努力してから、決めたらいいのである

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