国際競争力強化②【技術士】

技術士二次試験の建設部門における想定問題の答案を綴ります。

今日は、「国際競争力の強化」に関する建設業界における現状の課題について。その2

建設分野における国際競争力の強化に関する課題

② 長い労働時間と低い生産性

建設業の平均労働時間は
他産業と比べて長いが、
労働による付加価値は他産業よりも低い。

機械化が進んでいるとはいえ、
作業員が手作業でしなければいけない工程も
多く残っている。

世界でも生産性が低い
とされている日本の中でも、
建設業はさらに生産性が低いこと
が課題である。

③ 個人の技術に依存した生産体制

各工程における要素技術は、
技術者個人のノウハウに
精度が依存することが多い。

技術力のある技術者の高齢化に伴い
企業から技術が失われてしまう可能性があり、
個人の技術を企業で共有し
企業の競争力を維持すること
が課題である。

明日へ続く