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【用語解説】魔の川・死の谷・ダーウィンの海ってどんな意味?

ここではコンサルティングやビジネスの場で使う用語について解説します。

魔の川・死の谷・ダーウィンの海という言葉を聞いたことはあるでしょうか。「魔」「死」というワードから不穏な空気が漂い、怪しい雰囲気を感じます。子供のころ魔法使いに憧れていた私にとっては、すこしワクワクする言葉です。

しかし!これらもれっきとした、研究開発で使われている用語。
意味を見ていきましょう。

研究開発3つの壁

魔の川

研究ステージと、製品化に向けた開発ステージの間に存在する障壁のこと。

研究を研究だけで終わらせるのではなく、実際に開発や製品化することの難しさを「川」に例えています。

死の谷

開発ステージと、事業化ステージの間に存在する障壁のこと。

商品を製造・販売して、売上にまでつなげていくための難しさを表した言葉です。商品を製造するには多額の資金が必要であり、失敗した場合には谷底に落ちるようなダメージを負います。

ダーウィンの海

事業化ステージと、産業化ステージの間に存在する障壁のこと。

ようやく新商品やサービスが開発できても、その先には多くのライバル企業との生き残り競争が待っています。競争に勝ち残り、市場に定着するまでの難しさを表しています。

1800年代に生きたイギリスの自然科学者チャールズ・ダーウィンの唱えた、「自然淘汰(よいものは残り、悪いものは消える)」が由来です。

それぞれのステージの先に立ちはだかる数々の障壁!

私たちが普段使ってる商品やサービスも、いくつもの困難を乗り越えてきた精鋭たちなんですね。これから新商品を見かけたら「この商品はダーウィンの海で生き残れるのだろうか?」なーんてドキドキしてしまいそう?!笑

最後までお読みいただきありがとうございました!
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