見出し画像

【イベント】R&Dイノベーションフォーラムってどうやって始まったの?

JMACでは毎年、R&Dに携わる方に向けて、今後の研究開発についてのひらめき💡が得られるフォーラムを開催しています。

今年でいよいよ25回目の開催となった、R&Dイノベーションフォーラム
今回はフォーラムが開催された経緯や歴史について、企画運営をしているコンサルタントにお話を聞きました!

ーR&Dフォーラムはいつから始まったのですか?

渡部:始まりは1997年、今から25年前になりますね。当時はJMAグループ全体で開発系の情報発信があまりされておらず、クライアント企業から、「JMAグループはR&D系のコンサルティングしないの?」と言われていました。ずっとR&Dコンサルティングはしていたのですが、周りからは見えづらかったんです。

そんななかで、「対外的なPR、外部企業との研究会を行おう!」ということで、JMAと合同でRD&Eマネジメント革新センターを立ち上げました。そこから立ち上がったのが、記念すべき第1回目のR&Dイノベーションフォーラムです。ずいぶん前の話になりますが、当時は私もメンバーの1人でした。

R&Dコンサルティング事業本部 開発・設計マネジメント革新センター
シニア・コンサルタント 渡部訓久

ー当時のR&Dイノベーションフォーラムと、現在の違いはありますか?

渡部:現在は年1回ですが、当時は年2回実施していました。

まず春に革新事例発表会を開催しました。ここでは、支援実績があるお客様から、革新事例とJMACコンサルをうけてどんな成果につながったか発表していただきました。
会社の中でR&D部門は中核部門なので、外部コンサルをいれづらいのですよね。当時はまだコンサルティングを初めて導入するという会社が多かったので、外部コンサルにはどんな成果があるのかこの革新事例発表会でイメージできるのかなと。

そして秋には新潮流シンポジウムを開催し、JMA主催で外部企業をお招きし、講演いただいておりました。

ーなぜ年1度の開催にしたのですか?

渡部:開催が進むにつれて、春の事例発表会でも基調講演を設けたり、JMACコンサルが考える最新トレンドなどを話すようになりました。そうなると、春と秋の内容に大差がなくなり、秋のシンポジウムと差別化しづらくなった。そのため、2000年くらいから、年に1本に統合しました。

近藤:当時でいう革新事例発表会のように、講演のなかに「JMACのコンサルティング支援事例をいれていただく」ということは現在までずっと続けていますね。今回でいえばAセッション、BセッションはJMACの支援事例、もしくはその周辺の話題です。

R&Dコンサルティング事業本部 技術戦略センター
シニア・コンサルタント 近藤晋

ー今年のテーマは「R&D×ソーシャル・イノベーション~社会課題を解決するR&Dマネジメントの潮流~」ですが、25年前はどのようなテーマだったのでしょうか?

渡部:第1回のテーマは「これからの開発技術部門の運営戦略とR&Dマネジメント戦略~多忙・疲労・フォローの悪循環に負けない技術業務推進力強化~事業貢献力ある製品の開発マネジメント」でした。まだこのころは、会社に対してR&Dがどう貢献するか、ということを考える段階でした。

2008年のリーマンショック以降は、「"守り"と"攻め"の同時革新」や、「技術が経営をドライブする」といったテーマになりました。立ち直りという意味もありますし、飛躍をして経営そのものをリードしようというステップですね。その後、グローバル、社会、などのワードも出てきました。

近藤:ふりかえってみると、最初のころは自部門の中で仕事をどうやったらよくできるのかというテーマでしたね。それからだんだん経営に対して貢献することを目指し、いまは経営の枠を超えて社会にたいしての貢献になっています。

渡部:テーマを見ることで、その時代に何が求められていたのか、よくわかりますね。


次回はR&Dイノベーションフォーラムの見どころについて、ご紹介します。

最後までお読みいただきありがとうございました。