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リコス・リコイル アニメ感想文

可愛い!怖い!面白い!
終わってからも妄想が止まらない!
そんなアニメでした。
※ネタばれあります!


最初の設定から掴まれた。

まず最初の設定から面白!!ってなりました。
舞台は治安がめちゃくちゃいい日本。
その裏に暗躍するリコリスという部隊。
見た目は可愛すぎる女子高生。
でも実際は犯罪者を殺す許可を国から与えられた超エリート軍人。

可愛いのにシリアスすぎません?
しかも孤児を拾って育ててリコリスにしてるから国籍がないらしい。

可愛い女子高生が当たり前の様に銃をぶっ放す姿は最高のギャップです。

印象に残ったポイント

・平和に対する考え方
・才能に対する考え方
・愛に対する考え方

平和に対する考え方の違い

【マキャヴェリズム】どんな手段や非道徳的な行為であっても、結果として国家の利益を増進させるのであれば許されるという考え方
この考え方がリコリス、日本政府の考え方でした。
真島「マキャヴェリズムか?くだらねぇ」
と敵の真島さんも言ってました。
テロや犯罪が起きても、事故として国民に伝える
仮初の平和。これが一番国民を不安にしないし、混乱を招かない一番良い治安維持法なんだと思っている日本政府の考えが感じ取れますね。

対して真島さんはそんな事はバランスが悪いから真実を暴こう!
日本政府の平和一辺倒がバランスが悪いのが気に入らないみたいです。
本当にバランスが悪いからだけでしょうか?
そんな訳わかんない理由だけであんなに仲間増えますかね?
真島は【リアリスト・現実主義】の考えを持っているんじゃないか?と感じました。

【リアリスト・現実主義】
国際関係における現実主義は、世界は無政府状態であるという考えを基礎に置き、国際関係の行為主体は国家以外になく、無政府世界における国家の至上目標は生き残りであるために安全保障が最優先となり、そのためにパワーが用いられ、国際的な様々な事象が発生する

現状は仮初の平和
誰かに守られているのではなく自分のことは自分自身で守れなくてはならない
仮初の平和が悪と捉えていた様です。
ただの戦闘狂の部分も間違いなくありましたがw
真島は真島で日本の為に動いている様に見えました。

真島と日本の平和に対する考え方の違いはテーマの一つだと感じました。



才能に対する考え方

アラン機関の吉松の才能に対する考え方はかなり印象的でした。
「才能は神からのギフト」
「才能が在るものは使命を果たさなくてはならない」
才能は在るものは嫌が応でも才能を活かさなくてはならない、その為なら死んでもいい。
その才能が人殺しの才能ならたくさんの人殺しをするべき。
狂気じみた思考でした。
才能を活かすって一言にしたらポジティブな言葉ですが、持って生まれた人が望んで生まれたわけじゃない。そう考えるとなんとも空しいですね。


愛に対する考え

この作品ではほとんど恋愛的要素はありませんが、
千束に対する愛情は二人の父は違う方向でした。
吉松は才能を活かすを願う愛情
ミカは千束が生きたい様に生きる事を願う愛情
吉松の愛情には完全にエゴが入っていましたが、
この気持ちは、親が子供の成功を願うのと同じなのではないでしょうか?
スポーツ、勉強、音楽、なにかで成功してほしいからものすごく厳しく育てるのと同じ気持ちなんではないでしょうか?
そう考えると吉松もなんだか、かわいそうなキャラでしたね。

伏線?気になったシーン

千束の心臓が電気ショックで壊される時、壊したのはアラン機関の吉松の部下。あの巨乳の女。
なんでDAに普通に出入りしてるんですかね?
あの保険室のおばちゃんもアラン機関だったのかな?
買収されてたとか?
あのシーンは最後まで未解決でしたね。

まとめ

だらだらと感想を書きましたけど、シンプルに大好きな作品でした!!!
もうこの物語の続きが見れないのか・・・と思うと喪失感ありますねw
OP,EDの音楽もめちゃくちゃいいので、見てない方は是非見てみてください!!


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