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高度プロフェッショナル制度は諸刃の剣

どうも、じぇいかわさきです。
従業員1000人未満の会社を対象にした、働き方改革アンケートの結果が出ていた。
個人的には本当かなぁって結果だったね。

アンケート結果より

働き方改革の対応が完了したと回答したのが60%にもなっていた。実質考えると、中小の場合にはよく考えて対処しないと経営を圧迫する感じなのだが。

結果的に対応できたと言っているのは、有給休暇取得の義務化であった。この回答で納得。
一番問題視している残業時間規制と同一労働同一賃金については、経営に影響があると答えているところが正直だろう。

普通に考えたら、そのまま真に受けて対象したら、あっという間に費用が圧迫される。こう言うのは、言葉の解釈の問題で自分の、つまり会社側の都合の良いように考えるのが大企業は上手いよね。

中小はそこ迄のゆとりがないと言うか、真面目に考え過ぎる。少しは悪徳商人のように考えても良いんじゃないだろうか。

高度プロフェッショナル制度

もう一つ気になっているのが、高度プロフェッショナル制度の実施が遅れているって話。
高度プロフェッショナル制度ってなんだ?

この制度って、正規手順で昇格できない奴を昇格させる裏手順じゃないのか?
そもそも、何をもって高度プロフェッショナルと言うか定義が超曖昧じゃないか。

特に国家資格じゃなく、社内資格の場合には余計に曖昧になるよね。社内資格なんか持っていても、転職では何の役にはたたない。なぜなら、会社毎に基準も考え方も違うからだ。
そんな社内資格で高度プロフェッショナルなんて言ったって知れてるし、仲良しグループ員を補佐するだけの資格としか思えないね。

少なくとも、ものづくり現場に関わる人なら、国家技能検定くらい持っているべき。コn資格はジャンルがいっぱいあるので、持っているだけものづくりのプロフェッショナルに近づく。
しかも良い加減な社内資格ではなく国家資格。

同一労働同一賃金対策で、高度プロフェッショナル制度なるものを設定し、正規非正規を分けようとしているのなら、そんな経営者は馬鹿だと思う。

会社の経営、利益、存続を考えるのなら、非正規でも能力がある奴は正規として雇用し、使えない正規は明確にして減給するべきだ。会社はボランティアでやっているのではないし、資本主義なら当たり前だ。

それを昔ながらのよしみで採用したり昇格させたりしている会社なら、潰れて当たり前だと思う。競争原理が働いてこそ資本主義だ。

アンケート結果から、本当に中小は生き残れるのか、疑問に思う部分が多々あった。
日本て大丈夫なのかなぁ〜

じぇいかわさきです。生産技術者として35年、今まで培った経験とスキルを元に、ものづくりに関わる世の出来事に対して思ったことをホンネで書いてます。ノウハウやアイデアもありますよ。 また写真も全力で撮っています、気に入った写真があればサポートや感想をぜひお寄せください。