最終結論はRaspberry Pi PicoよりArduinoがイイ!
どうも、じぇいかわさきです。
以前にこんな記事を書いたことがある。とは言え、諦めずにいろいろと試行錯誤をしていたのだが、結果的にはっきりしたことが有るので書き留めておこうと思った。
実は正直なところ、アーリーアダプターではないが流行りに乗っかり、ついつい購入して使ってみたっていうのが本音。
いろいろとRaspberry Pi Picoについて使ってみようと思ったのだが、オリジナルのRaspberry Pi のように使いみちが思いつかなかった。
結論を言うと、Arduinoで良くない?ってことです。
個人的には今までずっとArduinoを使用してきた。まあ組込の取っ掛かりと言ってもいいだろう。
今まで良くも悪くもArduinoで色々と作ってきたのだが、Arduinoを凌駕するのがRaspberry Pi Picoと言われているが、実際個人的にはどうかなって思っている。
別に批判するわけではなく、自分の価値観からすると別にArduinoでも構わないって言う結論なんだ。
Raspberry Pi PicoならPythonが使えるじゃないか、そう言われるかもしれないが、別に組込でなにか作る時にPythonでなくても問題ない。
例えば、各々にLEDが搭載されているので、このLEDを点滅させるプログラムを比較してみよう。いわゆるLチカと言われるプログラムだ。
まずはArduinoでのプログラムを書くとこうなる。
const int LED_PIN = 13;
void setup () {
pinMode( LED_PIN, OUTPUT );
}
void loop () {
digitalWrite( LED_PIN, HIGH );
delay ( 1000 );
digitalWrite( LED_PIN, LOW );
delay ( 1000 );
}
一方、これをRaspberry Pi Picoで使用するmicropythonで記述するとこうなる。
import machine
import utime
led_onboard = machine.Pin(25, machine.Pin.OUT)
while True:
led_board.value(1)
utime.sleep(5)
led_board.value(0)
utime.sleep(5)
どちらもコード数でいけば同じようなものだ。
後はなれの問題なのだろうが、自分としてはArduinoの記述のほうが直感的に理解できて、非常にわかり易く感じた。
多分、それは今までそれで開発をしてきたからだと思う。
IDEもArduinoのほうが使いやすい。
世の中、食わず嫌いという言葉があるように、何も手を付けない状態で使えないなどという批判をするものではなく、やはり自分で触れてみて、やっぱり合わないなっていうほうが、理解を得られやすいかな。
前の記事で書いたように、Raspberry Pi 自体のイメージが強すぎると、自分のように落胆する人もいるのではないか。
仮に、今まで何も触ってこなかった人に取っては、取得するチャンスだと思うな。
しかし、既にArduinoをはじめPICなどを使ってきた人であるならば、わざわざ変更するような大きなメリットは無いように感じます。
あくまでも、自分の価値からするとですね。
もし、ArduinoやPICである程度の事を既にやってきているのであれば、そちらを極めるほうが、個人的には良いかな。
今回、長い時間悩み続けてきたが、最終結論として自分としてはRaspberry Pi Picoは使いみちが無いので採用しないということで決着。
よくよく考えると、慣れ親しんできたArduinoってすごいよね。
改めてそう思いました。