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ヴィラン日記
小さな破滅としてジョーカーのようなヴィランが生まれ、彼らがヒーローに倒されることで結果的に大きな破滅が防がれるとしたら、それは平和が保たれたのか正しいことなのか。 https://t.co/C8w6wS2MXX
— ぶんちゃん (@kakudabunjin) October 7, 2019
小説でも漫画でもアニメでも、「自分がその世界にいたらどんな存在だろうか」と考えることがよくある。皆さんはどうだろうか。世界を救うスーパーヒ-ローだろうか。彼を助けるバディだろうか。主人公に寄り添い愛を育むヒロインだろうか?あるいは敵役やラスボス、ストーリーとは全く関係のない一般市民かもしれない。
私が物語の世界にいたときにそうありたいと願う存在は、「主人公のサポート役」である。格好良くなくていい。むしろそうでない方がいい。戦闘では全く役に立たず、主人公と並び立って共に戦うどころか敵から逃げ回るばかり。とりあえず何人かの敵の注意をそらしていられれば、居ないよりはましであろう。主人公がちょっとは心配してくれるとうれしい。
イメージとしては「マジンガーZ」に登場する「ボス」である。ただ、彼でも格好良すぎる。もっと情けなくていい。
いくら願おうと恋焦がれようと、ヒーローにはなれないと自分自身が一番よく解っている。むしろきっかけがあればヴィラン、悪役になってしまうかもしれない。いくら願ってもヒーローにはなれない、悪側の気持ちがわかってしまうとすれば、いっそヴィランになってヒーローに倒されたい。
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