【あなたは投機家か、それとも投資家か?】

「投機家」と聞くと、大きなリスクをとって株の将来的な成功を見越してギャンブルをする人たちだと思うかもしれない。反対に、「投資家」という言葉を聞くと、分別と理性を持って株式市場に接する人たちを想像するかもしれない。このような一般的な感覚から、投資家のほうが投機家よりも賢いものであると思っている人も多いのではないだろうか。
(中略)
株式市場における伝説的相場師のジェシー・リバモアは、投資家について次のように定義している――「投資家は大胆な賭博師だ。賭けをしてそれにしがみつき、そして思った通りにことが運ばなければ全てを失う人たちだ」。本書をここまで読んできた皆さんなら、これが正しい投資方法ではないことはすぐにわかるだろう。ひとたび含み損を抱え、買値から八%も下落してしまったら、もう長期投資などあり得ないのである。
(『オニールの成長株発掘法』より引用)

このことは、損切りをしない“自称”長期投資家がいかに無謀なギャンブラーであるかを物語っています。“自称”長期投資家とは、本物の長期投資家と違い、元々長く持つつもりではなかった株を含み損を理由に長期で持っているような人達です。
投資家の95%は負けていると言われますが、これが一番大きな原因かもしれないですね。

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