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99を100にする?話

「できないなら、できないという」:ノーといいはじめた従業員たち

上記の記事の内容は、長時間残業に「ノー!」というアメリカの話っぽいんですけど、ITと日本人は、どうにもこの観点では相性が悪いように感じてしまいます。

特に
・製造業の流れからくる厳しい品質と完璧主義
・言われたことしかできないコンピュータの融通の効かなさ
の2点が(悪い方向での)相乗効果で、相性の悪さがあると思うんですよね。だから「バグ0のシステム」なんていう理想郷のラピュタみたいものを追求したりしてしまう。

プログラミングの要諦(というか、いい意味での手の抜きどころ)として「バグは0にはできない、なら、致命的にならないバグ」と言いますか。完成度を99%にでてきても、100%にするとなるとコスト等々考えるとほぼほぼ理想論に近くなってしまうので、その妥協点を探り提案するというのも、職業エンジニアの腕の見せ所だと思うわけです。

じゃぁなんでそうならずに、完成度100%のものを求められてしまうのか?これは顧客・作り手双方の問題だと思うのですが、作る機能の重要度が誰も判断できないままシステム開発が続いているのではないか?ということを感じたりもします。
そうして、どこぞの銀行みたいに「4000年に1度」のバグを起こしたりとかするのかしらと。

若干まとまり無い感じなんですけれど、これはエンジニアにも限らず、顧客側も自分の仕事の要点・重み付けとかそういうのが、できていないんじゃないのかなぁ。これはIT業界に限らず、どんな業界・職務でも。
それができたら、長時間残業というものも、うまく減らしていけるのではないのかとも思ったりします。よう知らんけど。

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