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適切なバンクロールの管理の仕方?

 ポーカーが大好きで、ライブキャッシュポーカープレーヤーになった時に必ず直面する問題がバンクロール(運営資金)の管理です。

 多くの人が、学校の教育でそんなことは習わないので、初期のころは特にいろいろと失敗します。

よく言われるのがケリーの基準を使ったバンクロール管理なんですが

(ケリー基準とは、アメリカのベル研究所に在籍していたジョン・ラリー・ケリー・ジュニア(1923年 – 1965年)が1956年に考案した数式です。)

 詳しい説明はよくまとめてあるサイトがたくさんあるのでそちらを参考にしてください

 

 ポーカーのライブキャッシュに当てはめると、勝ち続けられる人がどれくらいのバンクロールでどのレートでどれくらいのバイイン額で挑戦することが最も効率的にバンクロールを増やせるのかということになります。

 しかし、ポーカーにおいてケリーの公式が使いにくいのは、各テーブルやレートや各自の実力によって勝率が変動し正確に出しにくいので、実践においては、上のレートにチャレンジするときに、ある一定の自分なり単純化した目安を作ることになります、

 たとえば、今、持っているバンクロールから現在打っているレートで破産しないであろう、十分なバンクロールをひいて、残ったバンクロールでテーブルがいい時に挑戦するというのが、僕がしていたバンクロール管理でした。

 具体的に言えば、例えば、今アメリカに、10000ドルでキャッシュゲームに挑戦しよう!とおもった時に、

1-2のゲームから2-5のゲームに上げるときに100bbを1バイイン(単位)と考えて、20バイインを以上つまり4000ドル以上を確保して、6000ドルを2-5のゲームのチャレンジ資金として、勝てそうになければ素直に下のレートに下げることになります。(生活費や必要経費などはちゃんと計算して別にもっていてくださいね)

 人間はロボットではないので、数字通りに動くことは非常に難しいです、果敢にレートを上げすぎて破産する人もいれば、保守的すぎて、上のレートになかなか行けず、実力よりも低いレートに長くいすぎてしまうというのはよくあります。

 レートを上げすぎて勝てなくなって、プライドが邪魔して下のレートに下げれなかったり、下のレートが安く感じすぎてポーカーのバランスを崩し、下のレートでも勝てなくなる人を何人か見ました。

 逆に僕はかなり保守的過ぎた方で、上のレートで負けた時、その負け額を下のレートで取り返すのは大変で、気分的にすごく萎えるのでなかなかあげれませんでした。

 2-5で100bb負けて、1-2で200bb勝った時とかは釈然としない気持ちで、逆、、逆だよ、、、とか思いながら帰路に就いた経験はポーカープレイヤーなら一度はあると思います。

 そのほかにもライブキャッシュを長くしていると、様々な予測不可能な出費があり得ます、盗難や、詐欺にかかる、病気、不慮の事故、友達への金銭の貸し借り、恋愛のもつれからの心理的バランスの崩れ、お酒、サイドギャンブルでやらかしてしまうなど、数え上げればきりがありません。

 人生もポーカーも長くしていると必ず予想外の不運に見舞われることは十分想定しなければいけません。

 十分なコンディション、メンタル管理とバンクロールなしで、最高のパフォーマンスのAゲームを維持することは非常に難しいです。

 バンクロールや体調、メンタル管理の重要性、不運との付き合い方を学べるという意味でもポーカーは面白いゲームかもしれませんね。

 


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