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違うと思う

派遣の同僚、隣のラインの半年先輩?の同僚
心の中では「おばちゃん」と呼んでいる
見た目から行動から思考までが絵に描いたような感じ
嫌いではない、ランチも食べた…話が果てしなく合わない

彼女の口癖は「この歳で雇ってくれるだけ有難い」
それって自分をどんだけ下げてるんだか
一緒にいるとこちらまで下がる気がして今では程よい距離感
そして「おばちゃん」は太っている
何故か20代の痩せてた時代の写真を持ち歩いている
見せられても返答のしようがない、勘弁して欲しい
そして大学生の息子の話やら過去の栄光の話を永遠とする

ご飯が美味しくない…そして彼女はこの真冬に半袖でジンワリと汗ばんでる
机には小型の扇風機が置いてある、見てるだけでも寒気がする

良きタイミングで私の業務が増えて話している時間が無くなった
私は無心で新しい業務を熟す、これが新しい事で楽しい時間

ふと、気配を感じて横見れば「おばちゃん」の満面の笑顔
“仕事があっていいね、私は電話出るしか仕事がないの”って
「仕事下さいって言ったらどうですか?」
「部署の人に無視されてるから、私」今度は被害妄想の始まり

少しウンザリしはじめた私

無視されてる話はどうやら事実らしい
正当な理由があった
彼女は果てし無く仕事ができない様子
そして鈍臭いらしぃ…だろうね
仕事を頼めば言い訳ばかりを並べるらしく
派遣のお仕事は電話番?それで同じお時給?

考えるのは辞めておこう

金曜日、私はさっさと業務を終わらせて帰る
捕まると又、写真を見せられる
折角の金曜日が台無しになる
エレベーターの乗り込んだタイミングで彼女の足音が聞こえた
ドタドタと歩く足音が聞こえた
間一髪合わずの済んだ「セーフ」
ご機嫌よう

彼女はもう直ぐ雇用を切られるそうだ
それまでは距離感を保って普通に接しよう
それが精一杯の私の出来る事

笑福笑門

書くことが楽しくって読んでいただけて更に嬉しぃ