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夜、猫が寝ない

我が家の猫の寝床問題。
なぜにわざわざ“問題”とするかというと
つい半年前まで、猫は夫と一緒に別部屋で寝ていて、正直私はノータッチだった。
そして、遡ること、半年ほど前、夫ははるか遠い地へと…単身赴任したのである。

そこで相棒のいなくなったのがうちの猫。
夜一緒に寝る人がいない。
いつも敷いてある布団もない。

実は、猫の夜泣き問題は前々からあったのだが、扉の向こうの夜泣き。申し訳ないが我関せず。すべて夫に任せていたのである。
そして突然訪れた夫の不在。。

さてどうしたものか。
結論からいうと、夫がいなくなって数ヶ月、彼(猫)は一切こちら私の寝室へは足を踏み入れようとせず、彼のとった行動は、、
『ミャーミャー』と
私への訴え。深夜の『ミャー』攻撃。

最初の頃は、扉の向こうから、、そしてやや近づいて私の部屋の手前から、、そして私が寝ているベッドの下から。。
だいたい深夜1時は回った頃
2時であったり3時4時であったり
それはそれは泣いていた。

『ミャーミャーミャーミャー』。。。

「起きてよーー」
「僕起きてるよーー」
「1人だよーーーー」
「パパいないよーーーーーー」と

本当に
『ミャーーーーーーーーーッッ』
って声を張り上げて泣くもんだから、そんなこと叫んでるんだと思う。

そこで、、
はい。。
もう本当ーーーーに色々試しました。

いちいち深夜に起きて、彼のいるところまで行き、深夜に2人で寄り添う。添い寝(確かに彼は落ち着いてよく寝ました)。
→泣いたら来てくれると思い、夜泣きの連続
→失敗

寝る前に、彼と2人で廊下でゆっくり過ごす。
狭いスペースでゴロゴロくっつく時間を過ごし、なんとか深夜落ち着いてもらおうと。
→確かに落ち着く日もあったし、寝る前には彼から“廊下いくよ”と誘われもしたけれど、
変わらず夜泣きしたりしなかったりで、安定しなくなり
→自然消滅

泣く→徹底知らぬ顔
→泣き続けることには変わりないが、とにかく少しでも自分が寝れるように工夫
(、、結局この期間が長かったかな。)
そのうちに、私も“寝れない”“起こされる”…が“普通”になってきて🥲、とにかく深夜猫が泣くことを、穏やかに受け入れるようになってきた(それでも本当の熟睡で起こされると、イラッ‼︎としたり。)
(あと、子どもたちはどれだけ猫が喚き叫ぼうが、一切起きなかったのが救い)

そんな寝不足あたり前な、とある夜のこと

な、なんと、、
彼が私の寝室へ訪れ、
(今までも寝室までは来たけれど、それは起こすためであって、寝るためではない)
しかも、
ふかふかのベッドの上へ飛び乗り
くるんと丸まったのである😭😭😭😭

な、なんとなんと
こんな日がくるなんて!
夫がいなくなって、半年近くは経っていた。
もちろん、彼を抱えて一緒にベッドで寝ることにも挑戦したけれども、100%拒否。ベッドへ下ろした瞬間逃げていくの繰り返し。

なので、彼がふわふわとベッドの布団上へ足を踏み入れ、さらにそのふわふわの上でフミフミを始め、彼なりの寝床を整えたところへ身を委ねた瞬間の嬉しさったら、ことばにならなかった🥹🥹🥹🥹

初めて猫と一緒に寝る
私の方が少し緊張
足元でまるくなる彼を起こさないように。
え?!私の足はどこに??
あ、、はい、端によけて、そっとそっと。。
しずかにしずかに
(あれだけ起こされてきたけれど) 

寝ている姿は生き物すべて同じ、、
ただただ癒されながら
そっと私も寝床につきました。

あぁ、、幸せな夜。
その後は、、
来たり来なかったり気まぐれもありながら
現在は、しっかり新たな彼の寝床として
私のお布団機能しております。

夜泣きもすっかりなくなり、、といいたいところだけど、これはまだたまにあります。
安心していたら、また夜泣きが繰り返されることも。でもまた、お布団にちゃんと戻ってくるので、以前のような途方に暮れる感はないかな。

猫とようやく一緒に寝れるようになってここ数ヶ月。猫(彼)には猫(彼)のペースがあるんだってことが、ようやく身に染みてわかるようになった。
そして初めての猫(彼)との睡眠でわかったこと。

・布団の上、どこでもくるまって寝ているように見えて、実はちゃんと私の体の一部(主に足)に触れている。触れているというよりむしろ、体重をかけているに近い。ずしっっと温かな感触🥰
一時は寝ている私の足と足の間にすっぽりうづまるような時もあったが、私自身身動きがとれなくなるので、するっとかわしてやめた。(かわいいんだけどね〜)

・寝入る時間がまちまち。定まっていない。
私がベッドに入ると一緒に布団に来るわけでは決してない。自分が寝たい時間にくる。

・そして勝手に去る(一緒には起きない)

(一時期、私が寝る前に、ベッドで丸まり、娘と一緒の時間帯に先に寝ていた時もあったが、、)

最近は、私が布団に入る頃には、
大抵どこか別のところで既にお休みで、深夜私が熟睡している間に、ベッドまできて、そして朝起きるともう彼はいない。。(→別のところで、そのまま朝まで寝ていることはなく、必ずベッドには寝に来ている。やっぱり深夜の寝床として選ばれている模様)

そんななので最近は、(私は眠りの中…)足になんか重しがあるな〜、あぁ、彼が来たんだなぁ〜、、と重しの気配だけでちゃんと一緒に寝ていたことを知るのみ。
寝ぼけながらなんだけど、、そのまるっっとした重しの感触がなんとも愛おしいのだ。

#猫 #猫生活 #猫が夜寝ない #猫ずき

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