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2年の創大祭

(まず初めに全く関係ないですけど、今日父がMacBookProを購入してくれて、僕の手元に最先端の技術が届きました。ほんとに関係ないですが、ただの自慢です。)

夏の悔しさはずっと残っていて、けどそれは決して悪い方向に働くことはなかった。創大祭学ホオーディションがすぐそこにあったから。
創大祭学ホ。4学年の中で選ばれた面白い人しか出れない正真正銘その年で1番面白い落研ライブ。新歓オーディションなど比べ物にならない。そしてそのライブ現役の部長が落ちることなど一切許されなかった。現役で部長をやっている人間が創大祭の学ホに正規で出れなかった人はいないから。最後の部長挨拶のためだけに大喜利だけ起用してもらうなんてことはあってはならない。執行期に入って1番のプレッシャーだった。

この年の創大祭学ホオーディションはなんか空気が軽かった。笑ってくれる引退してる四年生が多かったからか、雰囲気を知らない一年生が多かったからかは謎だけど、一年の時の殺伐としたそれはもう姿形がなかった。他の人のオーディションのネタは正直覚えてない。自分で精一杯なネタ見せは後にも先にもこれが1番だったと思う。唯一覚えているのは大トリでおにぎりパークがゴーストの揺れるおっぱいをおこわが必死に隠すネタをしていたことくらい。
自分たちはというと意地でなんとか合格点の笑い量をとった感覚だった。
その日の夜にはすぐに結果が出る。
その日の夜は期ミーティングだった。

期ミーティング前に出る無情な結果。47期で通ったのは僕たちと無添加劇団だけであった。一年生でも通ったやつがいたのに。
僕たちはしかもギリギリのギリギリ。ビリで通過だった。
もっと言うと、後から聞いた話だが一つ下のわせお☆ミレニアムと0.1点差だったらしい。
いつもだけど、僕はわせおさんの屍の上に立たせてもらって部長をやっていたと思う。この時は特に。

目標に対しての最低点での達成は自尊心を破壊していく。この学ホメンバーの中では面白くないやつなんだ俺はと。相方は真逆だった。憧れのオーディションというものに通過したことへの達成感とやる気に満ちていたんだと思う。中間見返してやろうなって言われた。僕は空返事で返していた。

同期の自信がなくなっていく顔を見るのはもっと辛かった。なんか上からの物言いに捉えられてしまいそうで、何も声をかけられなかった。
こういうところが自分は部長の器ではなかったんじゃないかと思ってしまう要因だった。


とはいえ、創大祭はこんな一つの出来事に頭を悩ましてくれるほど優しくない。次々にやってくる問題や、仕事に本当に大変だった。執行期がこれまで忙しかったとか比にならないくらい。でも僕は正直今だから言ってしまうと寝る間を惜しむことは決してしなかった。出番も死ぬほどあったんで、その分ネタ練りもたくさんあったけど、たまに二役の仕事が有るかのような雰囲気を出して休んでた。うん。こうやってみると部長としてどうなの?感すごいけど、毎日ある部会に部長は1日も空けちゃいけないし、力ない姿は見せちゃいけないから、これは自己管理がしっかりしてるってことだね。うん。そういうことだよ。うん。

前夜祭についてもいろいろあった。
毎年落研の出演が恒例であった創大祭の前夜祭だったが、一つ前の年はいろいろなトラブルがあり落研が出れなかった。
その悔しさを6期二役から引き継ぎ、何がなんでも創大祭に落研をねじ込まなくてはいけない。
副部長の大活躍により、この年は例年4組ほどだった枠を6組いただき、ミニ落研ライブを前夜祭でかませることに。
前夜祭に出す演者や香盤はなぜか部長が決める。先輩部長からいろいろ聞き、自分の考えを持って1年からベリーベリーエンジェル、2年からオオモリジャパン、無添加劇団、3年からアップカミング、アイアンパフェ、わせお☆ミレニアムを選出。発表した時に一年のレオから直接電話でなんで自分たちマベギじゃないのかって抗議されたこと以外は何も問題はなかった。(これは自分なりの選出理由をしっかり伝えてとりあえずは納得してくれた)
自分達はもちろん出さなかったよ。だってうけてなかったし、まだ前夜祭に出られるほどふさわしい落研部員じゃなかった。なによりせっかく一度しか出れないなら1番脂の乗ってる3年時のほうがいいしな!(この夢は綺麗に果たされない。)

そして大事件は起こる。例の前夜祭のアレね。詳しく書くことはさすがに限定的なnoteとは言え、立場的にも言葉のチョイスも難しくなるので書かないので、本当に知らない人は先輩に聞いてみたりしてください。
前夜祭自体は学ホゲネの裏で大成功で終えていた。なんだったらそこから創大内でオオモリジャパンが旋風を起こしていたくらい。考えたの俺だかんな。大森に握手求める前に俺と握手してくれよ。
出た出演者も楽しそうに報告してくれたので、本当に良かったと思い、創大祭の準備も大詰めになっていった。

しばらくしてTwitterである人物による、前夜祭での落研の演目で気分を害し抗議文を提出するという旨のツイートがプチバズりした。
学友さんや6期二役と二役ですぐさま対応した。幸いこの人物が僕が一年生の時英語のクラスで仲良くしてた人だったので、コンタクトを取って話し合いをする中で、理解し合え、話しは2人で収束した。

しかし創大祭前日

決起を終え、いよいよ寝れなくなると言われる最終確認や準備に身を投じようとすると先輩から、「知り合いが落研の部長の連絡先を教えてくれと言われたから教えていい?」と言われたので、許可した。
するとその人物から、抗議文についての件で連絡が来た。言ってしまえば明日からの創大祭、落研のライブを中止しろと。
(※ここのところで誤解してる人が結構多いんだけど、前に書いた抗議文を提出するってツイートした人と、前日にコンタクトを取ってきた人は全くの別人です。)

そんなこと出来るわけないので、怒りを抑えてもらうための対応をすぐさま学センに向かい学友さんと共に考えた。結論としてただただ謝罪するしかなかった。
ここからは詳しくいえないんですが、ざっくり言ってしまうと、この日、創大祭前日3時間くらい電話でひたすら怒られました。

創大祭については他の同期や副部長2人に任せるしかなかった。ほんとに感謝してるし、この時に初めて同期を真の意味で少し信頼し始めた。大変なことを知ってか知らずか相方が「お前は自分の仕事に専念しろ。ネタは俺が先輩と練っとくから」って初めて言われて、「相方ぁ〜」ってなった。言ってはないけどなった。

当日は全体集合の30分前に執行期、さらにその30分前に二役が大学に行かなくてはいけなくて、その行かなきゃいけない集合時間の1時間前に二役は解散した。
安心してくれ、オールナイトでわせおさんの活躍もあり、なんとかこの問題はとりあえずの熱を落とすことができた!まぁ当日の朝学生課に単身で呼び出されたりしたけどね☆

とりあえず30分でも寝なきゃと思ったら案の定寝坊した。トーマスさんが起こしに来てくれた。急いで大学に着くと、先に掃除をしててすっとモンスターを渡してくれた副部長2人がいた。まじ感動。

当日の二日間はほんっとに怒涛だった。出番多かったし、出てないライブは基本教室外に待機して、何があっても対応できるようにしたから。この時自分の一念でライブを成功させなきゃという意識の頂点だった。

最後の学ホはやっぱ感慨深い。
まぁ正規はあんまうけなかった。
まぁー全然練れなかったしぃー
相方が飛ばしたしぃーしょうがないしぃー

と言い訳は置いといて、
落ち込む暇もなくすぐさま大喜利仕切り。
この大喜利は説明不可。全員が神がかる神大喜利だったと思う。忙しすぎて、集まりも一回しかしてないし、全然ライングループ動かせなかっし、解答も全然把握してできてなかったのに、それぞれが頑張っていてくれてほんとに助けられた。全番号がその役割を100%果たしている珍しい大喜利だから、参考にしてみてください。

正規が滑ったくせに、大喜利1位で少し満足してしまった僕は、達成感とお笑いとは別の戦いのせいで少し夏の悔しさを忘れてしまっていた。
ただ大丈夫。調子乗ってるこいつもまた次のノートで死ぬほど調子が落ちてるから。
立ち上がれないほどの挫折が待ってる。。。


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