平賀源内

 「天才」という存在に憧れと興味があります。「天才」ときいてどんな人が思い浮かびますか?一つのジャンルにその才能が凝縮するタイプと万能型の人がいますね。後者の代表はレオナルド・ダ・ヴィンチかな。日本にも江戸時代にいました。平賀源内です。博物学者にして画家、小説家。鰻屋の名コピー「本日、丑の日」を発案した日本初のコピーライター。起業家、イベントプランナー、鉱山技師としても活躍する一方で、希代の山師、才能を浪費した男と見る向きもあります。この本ではそんな一筋縄ではいかぬ男の生涯を俯瞰で見渡し、フェアに分析しています。やりたいこと全部やっちゃう人生があってもいい。憧れの源内が少し身近になる一冊でした。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?