詩と惑星

組曲
どおりに進行する
頭のうえになにかいる
 
天気の底を観てる
左右に気配のない気配
とどこおりなく滅ぶ
 
メーターと感度
良好にして劣悪
派遣される贄が
 
一掃させて丸く
還元率のみに汲す
川底に潜め
 
法則を盗み
タイプを打ちすえ
反省と誤解を繰り返す
 
諮問機関に獣が
塔の上には波が
やがては全てが
 
紹介されていいか
迷うのが礼儀か
踏みとどまればいいか
 
 
おれはもういやだ
こきゅうするのもめんどうだよ
なんでこんなことになっちまったんだ
ぜつぼうのほしのしたにうまれたようだ
ぼうりょくとうそだけのせかいだ
くうふくかんとあせりでいっぽもすすめない
あくのゆうわくにまけること
それだけがただしくいきることだ
そうゆうふうにしたのはだれだ
おれいがいのだれかおまえかそのなかまだ
じかんときせつがかいてんしている
おいていかないでくれ
そっとしとかれるなんてごうもんか
きもちがわることをしよう
さいこうにきもちがよくて
きもちがわるいことを
 
 
焼かれた手紙の昇天
事実を滅却した光
汚染された空気
 
一人で生きていくのもいいさ
そのほうが自分らしいって価値もわかるよ
 
 
暇乞いを暇乞いを暇乞いを暇乞いを
 
 
眠っているあいだの宇宙は平穏か
それを司っている意識に傷が
本能は薬でおさえようか
なんだっていいかそれは
 
今憂うこと
週末の天候とその不振による売上高の下落
健康診断の結果
悪玉コレストロールの数値
あとはここに書けない
狭さと近さと圧力
全て異常
 
 
心を開いて(あきらめて)目をとじないで(つむったまま)
 
 
青く海深くありえないほど速く
ものすごく近く
全てのイルミネイションが
 
 
輝く

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