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♤子ども向け「刺しゅうコーナー」を設けてみた~第3回「母の刺繍展」


昨年秋の2回目の「母の刺繍展」で、障がい児を対象に「刺しゅう」を教えてる方と出会った。

その後、「子どもを対象」に、何かやれたらイイな~と考えていた。

で、今回3回目の時に、「刺しゅう道具」をギャラリーに用意し、簡単な作業ができるようにしようと思い、「刺しゅう糸」や「刺しゅう針」を持って行った。

写真に写っている「ちょうちょ」と「刺しかけ」のは、娘とその友人が来た時に刺したので、
大人が刺しています。


刺しゅう用の「枠」が無くても、出来るようにフェルトを用意した。

難しいことは考えず、25番糸の「2本取り」を輪っかにして、「4本取り」の太さで、ただ「波縫い」のようにすればイイと、簡単に考えた。

私の中での「子ども」の想定は、「幼児(4歳~6歳)」だったけれど、実際には、幼児は来なくて、小学生だけだった。

最初に参加した「小学1年生」の女の子は、「月」の形をグラデーションの糸で、刺した。
刺しゅうの最後は、「玉止め」ではなくて、「針」を「糸」だけに通して、絡ませることを教えると、ちゃんとできた。


子どもが、実際にやってみると「刺しゅう針」を「フェルト生地」から抜くのに、若干の力が必要だとわかり、チャコペンで描いた「図案の線」に、「千枚通し」で、軽く穴を付けることにした。


次の日、ママと一緒に来場した「小学3年生」の女の子は、「波縫い」だと「図案の線」が見えてしまうのが嫌で、一周、刺し終わってから、別な色の糸で、隙間を埋めるためにもう一周、刺した。

そして、出来上がった「ハートの周り」を、さらに「ハート型」に切り取ることを、その子が提案した。
言われた通りに、私が切り落としてあげると、出来上がりにとても満足そうだった。
「パパに見せる!」と言って、私が差し出したビニールの小袋に、丁寧に入れ、持ち帰っていった。

「アナ雪」のような色の糸が人気だった。


さらに、その次の日、「通りがかり」で入場された親子さんの同じく「小学3年生」の女の子も、「刺しゅうをやってみたい」と言って、同じように刺した。

「前日の女の子」の提案を、いかにも「自分のアイディア」かのように、「もう一周刺して、隙間を埋めるといいよ~」そして最後に「周りを切り落とすと、素敵になるからね~」と言って、周りを切り落としてあげると、その子もうれしそうだった。


事前告知は、全くせず、子どもが来たら、一緒に「楽しもう~」ぐらいの気持ちだった。

前記したように、想定は「幼児」だったので、単純に「波縫いで」と思っていたけれど、さすが小学生は、「幼児」とは違う。

もっと、複雑なことが出来る。

「行って戻る」ような、「アウトラインステッチ」とか、「サテンステッチ」のような刺し方も、やってみればよかったな~と、後から思った。

どの子も、真剣で、そして完成した「自分の作品」を嬉しそうに持って帰った姿が、私も嬉しかった。

また、子どもと一緒にやりたいな~



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