第4回プレーワーカー育成講座12.18 (最終回)

12月18日(日) 晴れ  (ロク)

 本日、「冒険遊び場プレーワーカー育成講座(第4回)」が、中区の中央公民館にてありました。
(※プレーワーカーとは・・・こどもの心に寄り添い 遊びを見守り、共感し ともに遊びを創造していく人。
  ちなみに、ゆうえん隊は「もとまち自遊ひろば」に関わるプレーワーカー。)

●講義&実技『僕が出会った子どもたち』 講師:窪田保先生(KTC中央高等学院教諭)
  けん玉抱えて日本全国、そして海外へ!~子ども達の遊びの現場から~

●実習『どこでもあそび、どこでもあそぶ』 講師:稲垣直登(麦わらぼうし代表)
  固定観念を捨てて、市街地を遊びのフィールドにしてみましょう。


 
 午前中は、けん玉先生こと窪田さんのお話。マイクを片手に・・・と思いきや・・・

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けん玉も右手に!

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講義(?!)は進む・・・。


 学生の頃、怪我によって柔道を断念せざるを得なくなった「暗黒時代」。ひょんなことからけん玉に出会い、魅せられそのおもしろさをこどもたちに伝えるべく、夏休みにヒッチハイクで日本縦断。「あそびましょう!」と(まさしく)けん玉片手に尋ねた幼稚園、保育園、小学校は50か所。(そのうち、あまりのあやしさに「また今度あそびましょう。」と断られた(?)施設3か所。) 当初の旅の資金5万円は、終着地点北海道で7万円に増えていた。・・・エピソードの1つ1つに、窪田さんの人柄が思われる。
 そんな先生を慕い、3名の生徒さんが今回一緒に来てくださった。「けん玉に出会って、僕はかわりました。」と胸を張って語る。長野から来られた女生徒さんは、「海外のこどもたちへけん玉のおもしろさを伝えたい。」と、窪田さんの意志を引き継いでいた。。。とにかくけん玉が好き。けん玉のおもしろさをこどもたちへ伝え広める活動を通して、世界が広がってゆく。真摯にとことん向き合っている姿勢は、そのままこどもたちへの関わりと繋がっていた。窪田さんのお話は、あっという間だった。


 お話の後は、いよいよけん玉で遊びます!(^^)!

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大皿、小皿、中皿・・・と進み、只今「ろうそく」の練習中。

 手前の男の子も集中してます。・・・あれ?なんか構えが違うぞ??・・・と思っていたら「できたーっっ!!」と少年が言う。んん??あの構えで??と、思っていたら、少年は部屋の前にある教壇の裏へこそこそ入っていく。。。怪しすぎる!!!ロクはデジカメ片手に後をつけ、教壇裏へもぐりこんだ少年をパシャリと隠し撮り。

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少年やってました!現場おさえました!!

 大人たちがもくもくと個人練習にはげんどる隙に、案の定、少年は裏へ隠れて手で玉を剣先へ突き刺し、しれっとでてきて何食わぬ顔をして「ろうそく、できた~っっ!!」と、自慢げに叫んでいたのである。隠れるとは。遊ぶ少年の本気、なかなかやりよる

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ひろばのヒゲじいも、今日はけん玉片手にヒゲ少年。

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皿の背中に玉を乗せ、自ら滑走するオリジナルスタイルで新技「ひこうき」を披露する少年。


 ひと通りの技をひとつひとつ丁寧に教えていただいた後、みんなで技の検定をしてもらった。なんとこの日、けん玉初心者にはほとんど不可能であろうと思われる技、「ふりけん」を見事成功させたかたがいた。・・・ひろばの受付番長(とロクが勝手に頼りにしているお方)香川さんに一同拍手!!

 こうして、午前中のけん玉先生の講義&実技はけん玉のおもしろさにはまり、まだまだやっていたいという思いの中、泣く泣く終えお昼の休憩タイムに入りました。ロクにとっても、今後のひろばの活動にとっても大変いい刺激をいただきました。窪田さん、生徒さん、楽しい時間をありがとうございました!
 

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いろんな国のいろんな時代のけん玉たち。

 さ~て、お昼ご飯もたべて充電完了!午後からは、我ら、ひろばのとーちゃん☆、絵本屋「麦わらぼうし」の店主、稲垣さんによる“アソビ遊ぶ”ワークショップだぞ~っ 

 まず初めは、おさんぽあそび。探検ビンゴさんぽです。

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「今から、おさんぽに出かけます。ありそうなもの、出会いそうなものを絵で描いてね~。」

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いつも笑顔が素敵なY課長の絵を盗み撮り・・・・・・劇的。このようなモノに、ほんとに出会えるのだろうか。。。

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さっそく、おさんぽに繰り出す御一行様。隊長は、先頭のとーちゃん☆ね。

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「はいはいは~~~いっ!!」 

 こどもをさしおき、1番に隊長へ猛アピールするのは、みさちゃん。自分が絵に描いたモノを見つけたら隊長へ報告し、○をもらうシステム。直線がそろったら、そう、ビンゴ☆必死☆
 あまりにも隊長をとり囲んでの大騒ぎだったから、通りがかったおばあちゃんが、何の騒ぎかしらと不思議顔。思わず、「あの有名人の稲垣さんが来たんです!」とロクが言うと、ばーちゃん「え~っ!?」と危うく信じそうになったので、「うそです。ごめんなさい。こどもに関わる大人のあそびです。」 とすぐに弁明した。するとばーちゃん、「まぁ~、そりゃぁいいことじゃねぇ」と応援してくれた。ありがと、ばーちゃん


 おさんぽの終点は、自遊基地前。たくさん見つけられた人や、そうでなかった人、裏面にもびっしり絵を描きこんだあの少年は、おさんぽ達人級でした。
 続いては、1人1枚、額縁をもって景色をきりとります。テーマは「動物」。動物に見えるものを見つけたら、再び隊長へ報告。デジカメでパシャリ。

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さて、いったいどんな動物が見つかるかしら?


 ・・・くま、カメレオン、ブタ、ちょうちょ、プーマ?・・・ロクは、階段とビルとの隙間にバルタン星人を見たよ・・・

 部屋へ戻って、プロジェクターでみんなの見つけた動物を見ました。保育園のこどもが見つけた生き物も見せてもらいました。う~ん、こどもたちの視点ってすごいねぇ。頭の中がやわらかくって、ユニーク。こどもの世界では、そんな風に見えてるんだね~。街中を歩くときに、ちょっとだけ視点を変えて見てみる。すると、いつもとは違う世界が見えてきて、いろ~んな発見があるかも♪ みなさんも、気が向いたときにぜひやってみてください

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これは、何でしょう?


 最後は、4,5人のグループに分かれて、新聞遊びの発展を考えるワークをしました。みんなでいろんなアイディアを共有しました。そして、最後にとーちゃん☆から、「いろんなモノを自分の舌で味わって、よく噛んで食べる。そして、うんこを放って要るもんを自分のものとして、自分なりにやってみてください。」と。これは、とーちゃん☆からのゆうえん隊みんなへの大きなエールだと思った。


 “自分で考えるからおもしろい!”
 “自分でやってみるから自由になれる☆”
  
~自遊な発想から生まれる ぼくらのアソビは無限大!∞!~ 

 「もとまち自遊ひろば」立看板より

 だねっ、とーちゃん☆


 というわけで、遊び倒した1日。9月末から4回にわたって行われたプレーワーカー育成講座も、本日をもって無事終了しました。私は、この講座できて頂いた講師の方々、こどもに関わる素敵な大人たちに触れ、その感覚や考え、在り方に大変大きな学びをいただきました。今後も、こどもの傍らでこどもたちとともに在る方々からの、また在ろうとする人同士の学びの機会をぜひ、続けていけたらと思っています。

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締めは、いつも笑顔の素敵なY課長からお言葉をいただきました。

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お昼の時間にとーちゃん☆からお使いを頼まれて、スーパーマルナカからもらってきた段ボール。

 デジカメのフレームできりとりました。

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この箱には、何がはいってたのかな?・・・はて、私なら何をいれようか・・・。


  

【「 KTCけん玉 夢基金」について】
●モザンビーク小学校建設プロジェクト
 このプロジェクトは、けん玉日本記録保持者で、元・モザンビーク青年海外協力隊員理数科教師である窪田保さんと現在、教員として勤めているKTC中央高等学院の生徒らを中心に、けん玉を販売し、売り上げの一部をモザンビークの小学校建設費用として寄付します。

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ロクもマイけん玉を購入しました 紐も自分の長さに調整します。 只今、「もしかめ」が毎日の日課

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