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40歳主婦通信制の芸大生になる

子供の頃から、絵が好きでした。お母さんに褒められるのが嬉しくてたくさん描いてた気がします。

中学の三者面談で、美術教師でもある担任から親に「じゆうさんを美大にいれた方がいい」と言って貰ったのですが、私の家庭はそんなにお金がある方ではないので、美大に行くとかは無理でした。行けたとして、その時の私では、ゲームばかりして真面目にやらない気がするので、それで良かったんだと思います。

その後も、ふらふらと遊びまわり。学生時代から20代はJUDY AND MARYや椎名林檎が好きで、音楽にはまっていて、歌手になりたかった。時間をたくさん使ってしまった。でも、辛くなってしまって音楽はやめた。

一生出来る事は絵だと思った。老人になって死ぬまで、コツコツやったら、死ぬ頃には素敵な絵が描けるのではないだろうかと、再び絵を描き始める。

さいとうなおきと、色トレス

夕飯の料理中は何か退屈でYouTubeを聞く。今まで、積極的にデジタル絵の勉強をしてこなかった。勉強しなくてもそれなりに(今思うと全然出来てない)出来る自分が好きだったのかも。傲慢ですね。そういう自分が消えてしまう様な恐怖からか、お絵描き動画等は避けていた。

数年前のある日、さいとうなおきさんが目に入った。ポケモンカード等でお仕事をされている。プロのイラストレーターだ。

気になったけど、しばらく避ける。でも、やっぱり気になるので、今までの自分が崩壊しても良い、知りたいと、勇気を出して観てみた。
色トレスを初めて知った。色トレスとは線画に色をつける事で、柔らかい印象にしたり、馴染みやすくする技法なんですが、当たり前の様に黒い線で描いていたので、衝撃を受けた。

前に描いた絵を色トレスしてみる。全然雰囲気が変わる!!😱他の動画も、知らない事ばかり✨

プライド捨てたらめっちゃ楽しくなった
私、変なプライドでめっちゃ損してきたなとやっと気づいた。もう、変なプライドいらん、下手な所、出来ない事を認めて、もう全部吸収しようと思った。

そして、さいとう先生の動画は、背景が苦手だなとか、こんな年齢になって何にもならんなとか、諦めていた心をめっちゃ奮い立たせてくれる。
先生自身の失敗談も織り混ぜながら、楽しみ方を教えてくれた。

通信制芸大の広告に釘付けになる


それから人体、背景パース、光と影、コントラスト、構図など、分からない事が一杯で、のびしろしかないじゃんと毎日勉強する。
時間がいくらあっても足りないなと、惰性でやってたゲームもほぼやめ、友達の遊びも断り、絵の勉強と練習が楽しくて仕方なくなっていた。

ある日、おじいさんが絵を描いてる写真がチラッと目に入りました。通信制大学の広告でした。40近い位で、絵を描くのは無駄だろうか何て考えたりしがちな私は、釘付けになりました。
そして、自分でも知らない内に、芸大へ行きたい気持ちや、憧れがとても育っていたことに驚きました。

見てみると、よねやままいさんとか凄い講師陣でわくわく が止まらなくなってしまった。絵柄も特に決まっておらず、イラストレーターになるにも、独学だと片寄った練習ばかりしてしまう。プロの技術や考え方、絵柄の確立、マネタイズのやり方など少しでも知りたいと思った。

普通の芸大と比べれば、安いけど、貯金も余裕ない。4年で120万、もし無駄にしてしまったらとか、意味ないかなと悩みました。
 数日迷った。老衰で死ぬ自分を想像し、私「あの時、やっぱり大学に行けば良かった…ガクッ」と想像の私は言った。
無駄とか、意味ないとか関係ねぇ!やりたい、知りたいんだと思い、生命保険解約してでも行きたいとか、スィートテンダイヤとかいらないから、この経験を下さい!!と旦那に交渉するとOKでた。えーー!!OKなのかと旦那に感謝😭リアルで泣いた。

40だけど、年齢で諦めずやりたいことやろうと思う。絵を嫌いになったらどうしようとか考えたけれど、とことんやって嫌いになるならなれば良いかと思った。
20代30代で諦めてる方がいたら、一緒に楽しもうぜ💃✨さいとうなおきさんの動画オススメです。

ここまで見ていただいてありがとう。これからも、美術とか好きに発信していきます。年齢関係なく皆で楽しみましょう🐢🌸頂いたサポートは、書籍代(缶コーヒー飲んでることもあるけどお許しを🥳)など勉強や、創作に活用させていただきます。