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周吾はその後、すっかりノッピにのめり込んでいた。週末は必ず一緒に過ごした。 十二月二四日イブの日は土曜日だった。ノッピから、この日はエスケープしようと誘われていた。 周吾は金曜日の夜、仕事を終えて、大分の上野の山に行く。ノッピのマンションだ。九時前に着いた。 「アオ。何か食べてきた?」 「食べてない」 「そう。じゃ、先にお風呂入って。用意しとくから」 ノッピは薄いピンクのワンピースに、濃いピンクのエプロンをしている。エプロン姿は初めてじゃないが、つい目を奪われる