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共通言語で話すのは確かに簡単なんだけど

どの業界、どの集まりにも共通言語というものがあります。

世間では通じないような言葉でも、同業者であれば通じる言葉のことです。

この共通言語で話せる相手というのは非常に心地よいもの。

無駄な説明をしなくても済みますし、不思議な仲間意識も感じるからです

新旧問わず過去に同じ業界に属していた人だからこそ、できる話もあると思います。

私も過去に勤めていた学習塾業界、整備士業界、そしてライター業界の共通言語を使うことが多々あります。

ですが、個人的にはその居心地の良さに甘えてはいけないとも感じている今日この頃です。


日頃共通言語の通じる相手とばかり話していると、確かに安心はします。

ただ安心なだけであって、新しい気づきや発見につながっているかと言われれば答えはNOです。

人間、常に新しい刺激を受けないと一日の体感時間が早くなるという研究結果もある通り、毎日同じことの繰り返しでは同じ場所に留まっているだけなのだと思います。

個人的にはそういうのが苦手で、同じ場所に腰を据えようと思っても途中で飽きてしまいます。

単なる飽き性なのですが、飽き性だったからこそ今の自分ができているのではないかと思ってやみません。

そうじゃなければ、こんなに意味のわからないジョブチェンジはしないでしょう(笑)


ただ時々共通言語に救われることもあります

なかなか話の盛り上がらない方でも、ふとした瞬間に私に馴染みのある業界の言語が出てくると「もしかして○○さん、この業界に勤めてました?」などをきっかけに話題が膨らむことも。

人間どこで共通点が見つかるか分かりません。

先日お話した方は、何と私の実家とお相手の実家が自転車で10分圏内にあることもわかりました(笑)

共通言語だけではなく地方独特の方言も相手と仲良くなれるひとつのきっかけなのかもしれません。


話題というのはそういう感じで膨らませるものだと思っています。

仕事の話ばかりしていては浅い関係で終わってしまうので、出来る限り共通点を見つけてこちらから仲良くなろうと近づいていく努力が必要だと思っています。もちろん下心無しで。

仲良くなるのと仕事をもらうのは別の話です。

ただその共通言語に甘えすぎていて、その場所から出られないというのもちょっと考えものかもしれません。

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