【おすすめの詩的なエッセイをご紹介】踏み出す足が止まってしまった時に
こんばんは!自由丁スタッフの髙野です。
いよいよGWが近づいているなぁと思う最近ですが、
皆さんはお出かけの予定は決まりましたか?
私はガッツリ働く予定ですが(笑)、懐かしい友人と久々に会う予定も入ったので楽しみです♪
さて、今回も「自由丁今朝の落書き」より選んだおすすめの一篇をご紹介します!
おすすめの一篇『美しさへの話』
悩んでいます
苦しんではおりません
答えがどこにあるかは
いつもよく知っています
昔というやつが
よくちょっかいを出してきます
ああしたらうまくいったよ
あのときはこうだったよ
うるさいなぁって思います
しまいには
あの人はああだよね
あれはこうしたんだろうね
余計なお世話でございます
さぁ全てを脇へ追いやり
親友とお喋りするかの如く言葉を操り
歩き出してしまいましょう
心ってやつは
案外正直者です
私という存在は
ご存知立派に向かってゆけます
そういうことにして
身体には好みの音楽だけを染み込ませ
闇夜から朝焼けへ
向かっていきます
向かっていけます
本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。悩みも全部大事に抱えたまま、分からないことだらけのまんま、それでもいくから、美しい人。
2023年4月16日の「自由丁今朝の落書き」より
自由丁スタッフからのコメント
どうしたものかと悩んだ結果、
一つの答えを出したとしても、答えなんて最初から決まっていたとしても、
過去の自分だったり、どこかの誰かの声が聞こえてきて、
あぁ本当にこれでいいんだっけって、いやでも、って行ったり来たり。
そんなことが今も、そりゃもう至るところで起こっているんだろうなと思うんですよね。
(何なら今ここでも起こっています)
そういう時って、ハッキリとした明確な答えが出ないと先に進めないような、進めていないような気がしてしまうけど、
本当は、悩んでる間も完全に立ち止まってる訳じゃないって思ってみたらいいのかもって。
聞きたくない、見たくないと思ったところで、
全部跳ね除けて常に身軽でいられるわけでもないから、
いっそのこと、ちゃんと抱えたままでもいいのかもって。
そんな風に思えて、良いなぁと思った一篇でした。
大丈夫だって安心感のもと、親しい人に話してみたら、
全部は解決していなかったとしても、先に進めることだってあるもんね。
皆さんはどんなことを思いましたか?
同じように良いなぁと思った方がいたら、ぜひいいね、コメントで教えてくださいね^^
自由丁今朝の落書きについて
自由丁今朝の落書きは、自由丁オーナーであり、詩人・エッセイストの小山将平が毎日書く言葉たちです。
ご紹介する作品は、あなたの気持ちにそっと寄り添ってくれるような詩だったり、思わず一緒に唸ってしまうような日頃の考え事を綴ったエッセイだったり。
内容は様々ですが、何気ない日々の他愛ない時間を愛でるような、ほっと一息つけるような文章が多いです。
数分でお読み頂けるものなので、ちょっとした休憩時間に、待ち合わせの合間に、眠りにつく前に、ぜひ。
▼これまでの作品や最新作はこちらからお読み頂けます!
最後に
こちらの記事では、一週間のうちに書かれた「自由丁今朝の落書き」の中から、自由丁スタッフがおすすめの一篇を選び、コメントと共にご紹介しています。
一緒にあれこれ考えてみたり、ただぼーっと読んでみたり、お気に入りの一篇を探したりして頂けたら嬉しいです!
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