6/2(金)「Mother 母」プレミア試写会&監督ティーチ・イン

6/2(金)に城西国際大学紀尾井町キャンパス1号棟の地下ホールで「Mother 母」のプレミア試写会&監督ティーチ・インが行われました。

「Mother 母」は、この日から国立フィルムアーカイブで始まった「EUフィルムデーズ2023」の上映作品の一つで、ヨーロッパを中心に活躍するゾルニツァ・ソフィア監督の最新作。今回のイベントは、駐日ブルガリア共和国大使館の一等書記官で広報担当のペタル・ニコラエフさんからの「初来日する監督と大学の生徒たちの交流の場を持てたら」という提案で実現したものです。ペタル・ニコラエフさんは通訳をして頂きました。

ソフィア監督の作品が日本で上映されるのはなんと城西国際大学(JIU)が初でした!私たち宇田ゼミの3、4年生をはじめJIU生たちが参加しました。


ゲスト:ゾルニツァ・ソフィア監督、カリナ・チェレビエヴァ氏(プロダクションデザイナー)、ペタル・ニコラエフ氏(駐日ブルガリア共和国大使館 一等書記官 広報担当)

左から宇田夏苗先生(司会進行)、ゾルニツァ・ソフィア監督、カリナ・チェレビエヴァ氏、ペタル・ニコラエフ氏

「Mother 母」
ストーリー:32歳の舞台演出家エレナは不妊治療をする中、孤児たちのために演劇 で人生を変えるプログ ラムを開発。大勢の孤児がいるケニアでそのプログラムを実践する依頼を受ける。夫のレオンは 「体 外受精」を提案。エレナは自分自身と「母」という言葉の意味を探していく。実話を基に、現 地の子どもたちが出演。

2022年/ブルガリア、ドイツ、クロアチア/117分

日本上演用に作られた宣伝ビジュアルのタイトルである‘母’という文字は、漢字のデザインを気に入ったソフィア監督ご本人が書かれたそうです!

大学時代は美術を学ばれていたソフィア監督ですが、現在は映画監督をされています。大学時代に制作した作品が賞をとり方向転換をしたそうです。ソフィア監督は「リスクを恐れずに挑戦し、リスクをとってこそ芸術が生み出せる。映画監督を目指すなら、とにかく映画を作りなさい」とお話して頂きました。

この作品に出演した子供たちは、役者ではなく実際に現地の子をキャスティングしたそうです。ケニアの撮影では、最初の頃から子供たちは撮影隊にとてもオープンで撮影隊に興味津々でお手伝いをしようとしてくれたそうです。子供たちは、「撮影隊が帰ってほしくないから、道端に寝転んで道を塞いでいたんですよ」とカリナ・チェレビエヴァさんがおっしゃってました。

ケニアでの撮影は8日間。この8日間は短いようですが、撮影準備には2年が費やされたそうです。

この作品は、色々な形の「母」を描いています。ソフィア監督ご自身も撮影期間中にお子さんが生まれたそうです!

最後に、映像作品などものづくりをしている学生へ「アートには世界を変える力があります。恐れずにチャレンジしましょう」とアドバイスを頂きました!

今回JIUに来てくださったソフィア監督が参加したEUフィルムデーズの記者会見の様子はこちらからご覧ください。

清水

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