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invisible flower

invisible = 見えない

農場や市場で販売できず、花屋に並ぶ事もなく廃棄処分になってしまう花があります。

ちゃんと綺麗なのに
生産されて、誰にも届く事なく棄てられる。

そんな「invisible flower (見えない花)」を、人の手に届けたい。その想いから活動をはじめました。

私は店舗の設計デザイナーで、普段は飲食店やサロンなどの空間をつくっています。と同時にお店を持たないフラワーデザイナーでもあります。花の仕事をする中で、生花店に並ぶ前に『廃棄処分』される花というものに出会ってしまったのがことの始まり。

5、6年前、デザイナー職をしながら花の道へ転向しようか本気で迷っていた時期にフラワースクールに通っていました。そこで先生に「生花店の花はどのくらい廃棄されてしまうのか?」と聞いていた事もあって、その後花の勉強の為に勤めた花市場でも、同じような事を聞いて回っていました。

何故そんな事を聞いていたのかはわからないけど、それが、invisible flowerとの出会いでした。

これは私の中でとてつもない衝撃でした。残念な気持ちと悲しい気持ち、そして情けない気持ちがこみ上げてきて、何故それが起きてしまうのか、どんな取り組みができるのか、生花店、市場、生産者、種苗メーカー...花業界の様々な立場の人に話を聞いて回りました。

こうして、その花をまた新しい形で人の手に届けられないかと試行錯誤の日々が始まりました。

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