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経理就職に必要な実用力 a003

実用力3回目は自己PR繋がりで「経理就職に役立つ、実用的に使いこなす能力」について、簿記実用力を考えてみました。
経理事務の求人票を見ると必要な資格に日商簿記3級、2級があります。
この記載は以前から変わりません。3級が個人商店から会社に、2級に連結会計が含まれるようになって難易度が上がりました。しかし、2021年度にはネット試験が可能となり、試験時間が3級60分、2級90分になりました。
> 新たな日商簿記検定試験について(2021年4月21日)
https://www.kentei.ne.jp/33772

簿記検定の勉強をして合格するにもお金と時間がかかります。
経理未経験でも、合格したら、会社で経理事務ができるのでしょうか。

経理事務で採用されたら、パソコン会計でしょう。
棚卸減耗損、減価償却費や貸倒引当金繰入額が書けなくても平気ですし、
(そもそもこれらの勘定科目は日々の入力に出てきません)
法定福利費や租税公課を忘れても検索できます。
勘定科目名より科目コードを覚えることが重要かもしれません。
ネット受験に期待しますが、簿記検定に精算表はなくなっても、(会計ソフトが自動で作成する)貸借対照表・損益計算書作成は不滅でしょう。

一方、簿記3級で、消費税はしくみと税抜方式のみの学習です。非課税、不課税や軽減税率は対象外です。日々の仕訳で課税区分は必須だと思います。(会社で経理事務を雇うのであれば、免税事業者とは考えにくいです。)
また、備品と消耗品の区別に取得価額の話は出てきません。

一般経理事務で、必要なものは簿記実用力だと思います。
具体的には、通帳、領収書、請求書、売上を見て、貸借間違えずに、消費税区分を含め、パソコン会計に入力できることだと思います。
簿記3級よりも、「証憑をみて会計ソフト(〇〇〇)に間違えず入力し、証憑を保管できること」が必要なことかと思います。

実用力で想ったことを書いています。note3つ目の記事です。よろしくお願い致します。
2022年11月13日
#経理事務   #簿記  #実用力 #就職に役立つ #実用的に使いこなす能力


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