【ニッポンの名車】カワサキZⅡ「名前の響きもパーツのデザインも全部カッコいい!」
本物の男が惚れるニッポンが誇る名車たち── 今回登場するのは「KAWASAKI ZⅡ 750RS 1974」 、通称「ゼッツー」。後輩から譲り受けたというゼッツーを紹介してくれたのは、業界では有名な「Z FATHER」元代表・松永吉孝さん。
「世界一カッコいいバイク」
松永 後輩から譲り受けたボロボロのやつを直しました。部品も替えず、どこまで生きるかな、と思って乗ってます。
──メーターは純正ですか?
松永 そうです。俺はこの純正の砲弾メーターが大好きでね。社外品だと下の部分が膨らんでるからモコッとしちゃって。この突き刺さる感じがいいんだよ!
松永 マフラーも純正ですが、これは後輩が持ってたD1のマフラー。ヨシムラももらったんですが、とりあえずはノーマルから始めようと思って。本当は、RSはマフラーの中に「縦ピン」が入ってるんです。だからこのマフラーはD1やA4に使われるものですね。なので、音が少し静かなんだよね。
──シートはいかがでしょう。
松永 「Z FATHER BROTHEZ」っていうショップをやってる息子からもらったものです。
──プレゼントってことですね。いいですね。シートの後ろのタンデムバーは?
松永 タンデムバーはオリジナルで作ったの。お客さんが、ノーマルよりもうちょっと長いやつが欲しいって言うんで。
──松永さんの、一番お気に入りの部分はどこでしょう。
松永 ゼッツーはね、呼び名がカッコいい(笑)。
──バイクじゃなくて呼び名なんですか!
松永 (笑)。ゼッツーは一つひとつのパーツのデザインが世界一カッコいいバイクだと思ってる。だからやっぱり俺はオリジナルがいいんだよね。社外だと少しの違いが出ちゃう。俺はそういう細かいところが目についちゃうんだよね(笑)。
掲載雑誌:実話ナックルズ2024年4月号