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“壇蜜の部屋”に“保母・藤あや子”──群馬の謎スポット「アダルト保育園」

こんにゃくパークに群馬サファリパークに次ぐ(?)観光スポットと呼び声高い「アダルト保育園」がヤバすぎると聞いて、ヤスデ丸が“園長”に突撃取材‼

 世界遺産・富岡製糸場のある群馬県富岡市から車を走らせること10分。県外から訪れる観光客で賑わう「こんにゃくパーク」のある甘楽町にそれはあった。

 民家が点在する道路を進んでいくと、ひときわ異彩を放つ建物に目に留まる。白い板に大きな赤字で「酒池肉林!」「健康な人は覗く!」などと書かれた看板が立ち並ぶ。ここが、子供が入ってはいけない「アダルト保育園」だ!

田舎道に突如現れるサイケデリックな看板の打ち付けられた建物

 アダルト保育園の向かいに立つ大きな家から出てきたのは、朗らかな笑顔が印象的な男性、中條さん(取材当時81)。ここの“園長”だ。

 十数年前、娘さんの車を置くために向かいの空き地にガレージを作り、娘さんが独り立ちしたのを機に徐々に改造していったという。閉園した保育園の廃物を利用していることが名前の由来だそう。なんでもこの建物はほぼすべてが中條さんの手作りだというから、そのエロへの執念に驚きである。

 「エロティシズム」「廃物利用」「野外展示」が3大テーマというアダルト保育園の最大の名物は、なんといっても「壇蜜の部屋」。
 壁は数多の壇蜜たちで覆い尽くされ、古物商から譲り受けた雛人形や、展示されている"壇蜜が使用していたアクセサリー"が異空間を生み出している。備え付けの赤いライトを灯らせば、まるで“壇蜜ストリップ万華鏡”。 

名物の「壇蜜の部屋」。赤くライトアップされ、祭壇感がある

 とにかく中肉中背の女性が好きだそうで、そこかしこに女性のヌードやグラビア写真が貼られている。屋外には、食器や釜で男性器を模した巨大なオブジェも飾られている。ここはエロ界のディ○ニーランドだ。

 しかし、こんな大っぴらに下ネタ全開にしていて近所からの苦情は来ないものなのか。

「地域の人も女房も何も言わないね。ここの人たちは感性がないんだよ。人間、好奇心がなくなるとダメ」

 中條さんは、さらにこう付け加えた。

「よそから来た人の方が色々言ってくれる。オレは人に見てもらって、感想を述べてもらうのが好きなんだ。だから、車から降りて中を見ずに帰って行く人には心底腹が立つね。気に入らねえ」

園長の中條さん(左)。私ヤスデ丸もその熱心な話しぶりに釘付け

 一見、入りづらいかもしれないが、年中無休で開園中のため、ぜひお立ち寄りいただきたい。

 中條さんは今後、アダルト保育園をどうしていきたいのだろうか。

「藤あや子が近所に越してこれるように家を用意したいね。壇蜜が離婚したら、次は壇蜜に移ろうかなぁ。橋本マナミもいいけどね」

 エロい女を追い続け、膨らむ妄想を実体化させることが健康の秘訣なのかもしれない。
 名水百選にも選ばれている雄川堰を背にひしめく、サイケデリックなド変態アート。異なる“雄”の魂たぎる芸術の秋を満喫した。

 撮影した画像は次頁にてご紹介!

▼アダルト保育園・その2


【著者プロフィール】
ヤスデ丸(やすでまる)
▶『実話ナックルズ』の女性編集部員。埼玉生まれ中東ハーフ。いよいよアラサー。乗っているバイクはYZF-R3。オススメのプロテインは「ウマテイン ミルクティー味」「ウルトラ 黒ゴマきなこ風味」。