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鈴木ユーリ

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(すずき・ゆーり) ライター。『実話ナックルズ』にて連載『ゲトーの国からこんにちは』など X@yuri_suzuKii
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#出稼ぎ

【インタビュー】フッドリッチトーキョーRAKO「安藤組“餓狼の血”を継ぐ男」の半生(前編)

祖父は「安藤昇の言うことを聞かなかった唯一の男」  まだ残暑がただよう秋の日のことだった。 「来たか」  渋谷の鰻屋の門をくぐると、その人はすでに待っていた。伝説の元ヤクザであり、異色の映画スター。歳は召していたが、目をまともに見れないほどのオーラがあった。 「楽にしていいぞ。で、今は何をやってるんだ」 「パクられて出てきて、今は抗争を繰り返しています。××組と揉めてます。○○組とはもっと揉めてます。自分は、今流行ってる振り込め詐欺とか許せなくて、薬をイジってる不良も

これが激増する「海外出稼ぎ売春」の実態 ルポ 令和6年のからゆきさん(ライター・鈴木ユーリ)

アメリカでは 「若い日本人女は売春婦」 ビル風が吹きつける中、大久保公園裏で客を待つ立ちんぼ少女たちはスマホをいじっていた。 ホストクラブのツケ払いである「売掛」を背負わされた女たちの売春が、社会問題になっている。2023年末には〝令和の売春の聖地〟大久保公園で一斉摘発が行われた。 「ムダだと思いますけどね。頭使える女の子は、もうあんなとこにいないから」 そう語るのは自身もホストクラブ通いをする風花(仮名・21歳)だ。大学進学のために上京した10代でイケメンホストにハ

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