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バーガー菊池

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(ばーがー・きくち) 岩手県出身。花巻東高校卒。 実話ナックルズ編集部在籍の編集者。不良からエロまで何でもやります精神の何でも屋。注射を打ちながら毎晩暴飲暴食を繰り返すハゲ巨漢
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#釈迦

日々是暴食★トラウマめし【第37食】どこまでも追ってくるインドのカレー無限地獄

 インドに1週間もいるとカレーに飽きてくるのが本音。    ちょっと趣向を変えて南インド料理のドーサを頼んでみたりしたが、結局スパイシーさからは逃れられない。中にはチーズたっぷりのポテトマサラが入っていて美味しかった。  あとはパスタなどを食べてみたが、味はうーん…結局インドでメシ食うならカレーが美味いという結論に落ち着く。  ヒンドゥーでは牛は神なのでもちろん焼肉などはありえない。それどころか豚も不浄な生き物と思われているのでまず食べない。肉を食うならマトンかチキン。マ

日々是暴食★トラウマめし【第35食】スジャータ村に散歩に行って激辛ブータン料理を食べた話

 スジャータ村に散歩へ行ってみた。   釈迦は6年続けた苦行に疑義を抱き前正覚山を下りた。その後ナイランジャー川で沐浴し、半死半生の状態で倒れていたところ、そんな姿を不憫に思った村娘のスジャータに乳粥をもらい体力回復。あまりの美味しさに感動し、これまで続けてきた絶食では悟りは開けないことを知った。  後に釈迦は比丘たちに「中道」の大切さを説いた。極端はよくない、中を行けと。自らが体を虐めることでは聖者の目覚めに至らなかったことが中道を知る契機となったが、そのきっかけはスジ

日々是暴食★トラウマめし【第34食】ブッダガヤでチベットうどんを食べたらダライ・ラマに出会った話

 聖地ブッダガヤの夜は明けた。まだ薄暗く肌寒い中、マハーボーディ寺へお参りに行く。  「ブッタガヤの大菩提寺」とも呼ばれるマハーボーディ寺は、およそ2500年前に仏教の開祖・釈迦が悟りを開いた場所である。王族の王子だった釈迦は、人はみな生老病死を経験し四苦八苦という苦しみの中を彷徨い続けていることにショックを受け親、嫁、子と別れをつげ出家。  その修行は壮絶で、絶食など6年にわたる苦行を行う。しかし、ある時「こんなことしてても悟りは開けないんじゃね?」と疑問がわき下山。川