「なんでこんな状態で運転させてるの？」

祖父が先日事故を起こした時に、
祖母が警察からこう言われたらしいです。
私も祖父の車に同乗した時に、駐車が上手くいかず、警備員から同じようなことを言われました。
そんなこと言うなら、
もう強制してでもいいから免許取り上げてくれよ。
家族はできること全部してるんだ。

今日はお盆。
本来ならご先祖さまに思いを馳せる穏やかな休日。
でも、私たち家族の心は、祖父の事で乱れまくっています。
さらにタチが悪いのは、
祖父本人は認知症もあり、その自覚がないこと。
つい昨日も車に乗って出かけたと言います。
とてもとても、お盆休みという気分ではありません。

連日祖父の愚痴で申し訳ないですが、
もう頭から離れなくて。
周りからそんなことを言われましても、
もうね、家族ができることはやりきったのですよ。

いつ人を轢き殺すかも分からない状態で、
「自分は大丈夫」と信じて疑わない祖父に出来ることは、
キーを隠すとか、車にストッパーを付けるとか、シャッターを開けなくするとか、荒っぽい方法しかないのです。
でもそれをすると逆上して、勝手に業者を呼んだりするのです。

両親も祖母も私も、もうクタクタです。

私は来週からは休み明けの重い心身で仕事を再開します。
その前に調子を調えて、スッキリとしたいんですが、難しいです。
自分もまだ薬を飲んでるし、闘病っていうのは言い過ぎかもしれませんが全快はしていないのです。

あぁ、老後を大人しく過ごしてくれればなんの文句もないのに。
祖父の遠くなってしまった耳には、
もう誰の声も届かなくなってしまいました。
悲しいですね。