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算数セットはなぜなくならないのか

娘②は今、年長さん。つまり、もうすぐ1年生。

それは、何を意味するのか。

そう、算数セットの名前書きである。

3歳差の姉がいるので、おさがり決定。しかし、3年前の母は、お下がりすることはほとんど頭になく、適当に姉の名前を書いた。

どうする?下の子の名前への書き換え…。むしろこのままでいい?同じ苗字の人がいなければこのままでよくない?

しかし、娘②は嫌がる。そりゃそうだ。お下がりというだけでテンションが下がるのに、さらに姉の名前そのままとは…。仕方がない。どうにかしよう。

探せばある、「算数セットの名前シール」。お下がり組のために、算数セット用の名前シールが売っているのだ。すごい。ありがとう。細かい作業のため、専用ピンセットまで売ってくれている。試しに買ってみたら、なにこれ、めちゃくちゃ使いやすい!

ほっそい棒やら、延々と終わらないカード類やら、凹凸のあるお金やらに無心でシールを貼りながら、世の中にあふれかえる算数セットに思いを馳せた。

これ、私が小学生だった40年近く前から変わらずある。内容もデザインの変更は多少あるけど、ほとんど変わっていない。毎年たくさんの算数セットが購入され、同じくらいたくさんの算数セットが用なしになる。使わなくなった算数セットはどこへ行くのだろう…。

ちらっとググると、アフリカへ寄付する団体があったり、メルカリで売ったりという事例がちらほら。捨てるにも分別が面倒らしい。

こんなのさぁ…学校管理の貸し出し式にしてくれないかなぁ…と上の子の時にも思ったし、今も凄くそう思うんだけど…。持っていくのも重いし、持ち帰るのも重いし。

なぜ学校管理の備品にして、授業の時に貸し出す方式にならないのか?
① 保管場所の問題?
② 算数セット販売業者を保護するため?
③ 業者と学校や文科省の癒着…?

貸し出し方式になっている学校もあるみたいだから、早くそうして欲しいなぁ…。

本当に日本の教育って変わらないことが多くて驚く。変わらなくていいところ、変えていくところ、メリハリ付けていこうよ!(自戒も込めて)

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