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HiGH&LOW THE MOVIE2/END OF SKY

柳さんと見た!

今回も話題がぽんぽん移り変わるけど頑張ってスピード感について来てほしい。
好きなシーンと何か言いたいシーンだけ切り抜いて感想をいう。

今回はUSB争奪戦とMIGHTY WARRIORSピックアップ作だった。
USB……争奪戦……?

早速無名街の人さらいシーンから始まっていて治安の悪さが絶好調だった。
無名街って戸籍がない人たちの集まりだから人さらいにとってはかなり都合が良いんだろうな。捜索届とか出されないだろうし……
というかこの世界ではしょっちゅう人が攫われているけど、攫われた人たちはどこに行っているんだろう。そこまで家庭が太い人じゃなくてもあんまり一生懸命働かなくても生きていけそうな世界な気がするんだけど。

あと達磨一家の本拠地なる場所が出て来た。本拠地寺じゃなかったんだ!?この場所は一体どこのなんなんだろう。商店街でもなさそうだし……

コブラが頭の集まりで「SWORDで協定を組みたい」と言った時に村山くんで鼻でフッと笑って天を仰ぐんだけど、この後の言動を見るにここは「くだらねぇことを……」と鼻で笑っていたわけじゃなくて「コブラちゃんはまた無謀で面白いことを言い出したな……」の笑顔だったんだろうな。本当にコブラのこと好きだな。

そして「女にモテない」という理由でトレードマークだったドレッドをやめたテッツがただの美しい男になっていた。
この後テッツが画面に映るたびにこんなに綺麗な顔してたんだ……と惚れ惚れすることになるのでテッツはドレッドでちょうど良いのかもしれない。
あとWhite Rascalsのゴールデンボンバー4人が「バンドやるから」という理由でWhite Rascalsから抜けた(ロッキーに切られた)ことを一緒に見ていた柳さんが「正史に吸収された」といっていて笑ってしまった。ここから女々しくてが生まれるんだよね……
というかこの頭がいない時のSWORDのみんなのやりとりが本当に良かったので、この時間みんなでブツブツ言ってるだけのスピンオフドラマとか作ってほしい。
関わりが薄い知り合い同士の会話にしかない旨味が絶対にあるはず。

SWORDの協定に際して「協定よりも明日を生きる方が重要だ」と言って断ったRUDE BOYSのタケシを見て、協定を組んだら自分たちの地区で頻発している人さらいのとっちめを手伝ってもらえるんじゃない!?ただでさえ困ってること多いんだから協定組んだら!?と思ってしまったんだけど、彼らにとっては協定を組む=相手の地区の困り事を助けなきゃいけないだからその余裕はない、という意味で協定を断ったのかな。
RUDE BOYSの働きたい意思がある女の子たちをWhite Rascalsで働かせるとかもできると思ったけどそしたらあまりにも貸しができてしまう?
だとしたら律儀な人たちだなぁ……自分たちが助けてもらえるとは思ってないんだもんな……

この後DOUBTのシーンに移るんだけど、センスのいいフリーホラーゲームで流れているようなBGMが流れて来て笑ってしまった。
HiGH&LOWで耳にするなんて思わなかったタイプの音楽だ。

雅貴が琥珀さんにUSBを渡しにいくシーンで何故かパーカーのフードを被り、中に何も着ない状態で胸筋がチラッと見えるくらい前を開けていたファッションが気になって、どうしてその服装を……?とずっと思っていた。というか琥珀さんあの廃墟に住んでるのかな……
前回文字通り命をかけて琥珀さんの闇堕ちを掬いあげた九十九さんからしたら雅貴からUSBを渡された琥珀さんは気が気じゃなかっただろうなと思う。
このUSBがきっかけにまた復讐に火がついたら一大事だし。
雅貴も雅貴で「なぜ俺に(USBを)渡した」と言う琥珀さんに対して「ムゲンの時からの付き合いだろ」で乗り切るのは無茶だよ。どちらかと言うとムゲンを瓦解させようとした側の人間でしょ。知り合いと言うのも微妙な仲だよ。

そしてフードで分からなかったけどそのあと出て来た琥珀さんの髪の毛がスパイラルパーママッシュ(襟足長め)になっていて絶句してしまった。なぜ突然ヘアチェンジを……!誰にも言及されてないし。

そして轢かれても何故かピンピンしている九十九さん。とうとう車を克服したらしい。車を克服……?
何故かスタンガンの電気攻撃を受けても呻くだけで済んでいるので、ザムで一番不死身に近い男かもしれない。

そして源治の登場!
今作で源治のことが大好きになってしまった。いやこんな面白い男、みんな好きでしょうが……
ひたすらに無表情。サイボーグのようでとにかくかっこいい。ゾンビのようなタフさに理性と知性と冷静さを備えている完璧な男。あと首が太すぎる。
立ち上がるシーンで床に手をつかず上体がヌルッと上がる動き方をしていて体幹の強さにゾッとした。
ただでさえ鬼神のように強い琥珀さん相手に殴られてもビクともせず、鬼のような強さで対抗するので、この琥珀雨宮兄弟源治周りの強さがかなりインフレしてきている。
明らかに高い場所から落っこちたのにどこから出した?という日本刀を持って現れた時の高揚感と絶望感は尋常ではない。
源治さん、絶対九龍なんてやめた方がいいよ。あの組織かなりポンコツだし爪が甘いよ。もっとその鬼神のような力の使い道あるよ。

この後出てくる九龍グループの源という男もめちゃくちゃで、前半だけで様々なことが起こりすぎてて頭が痛くなりそうだった。
琥珀九十九戦で敗れて倒れていた部下たちを「立てるぅ?」と甘やかしながら言いながら立たせてあげるんだけど、その後ろで源と一緒に来た部下がまた叩きのめしていくという……そして源も突然火がついたように「殺すぞォ!ウラァ!」と激怒しだす。我々は何を見せられている?

誰もが躊躇するラインを凌駕していくらしい蘭丸のガラスで人を突き刺していくような戦い方を見ていると、日向さんがやってた人に噛み付いてそのまま肉を噛みちぎるとかってどういう扱いをされてるんだろう……と思う。同じくらいの狂犬度かな……日向さんも監獄入れられてたし……
そしてこのロッキーの蘭丸回想シーンでこの世界警察働いてるんだ!?と衝撃を受ける。あくまでWhite RascalsとDOUBTの抗争だったけど警察は動いてくれたんだ。
この世界って狂犬は一回監獄に入れておく、みたいなルールがあるのかな。
そしてこの抗争で駅が廃駅になっていて笑う。SWORD地区って住んでる人結構いそうなのに空っぽの電車を残した廃駅多いよね……

再開発で経済が回るので商店街で助かる人々がいる事、それはそれとしてUSBを守り抜いて公表すべきだと思っている事、それぞれ言い分があって、それぞれ納得ができるからこそこっちが正しいと言い切れず難しいなと思う。
でもカジノ目当てに来る人なんて今以上に治安が悪いだろうから、そんな客に戦闘や商店の商売をするのはどうなんだろう……商売は続けられるかもしれないけど……一応反社会勢力だし……
と思っていたら突然サンキングス刑務所なるものが出て来てファイト・クラブが始まった。
基本的には男たちが殴り合う映画なので今までもファイト・クラブだなぁと思ったことはあるけど、今までで一番ファイト・クラブだった。

そして出てくる関口メンディーさん!デカい!ゴツい!イカつい!強そう!
そこで蘭丸からサラッと「SWORDには2つの刑務所がある」という説明があったので、1つの地区に刑務所2つ!?と笑ってしまった。
多すぎるって。法を犯す人間が。

DOUBTのみんなもなんかよく分からない奴らが来たな……と思いながら高みの見物をするつもりだったのに、蘭丸に「お前らもだ」と言われて訳のわからないゲームに参加させられるの良かった。あの平井と高野のギョッとした顔よ。
強いやつを手元に残したいからなんだろうけど、これから団体戦をするから戦力って……!多い方が良いかもよ……!

ジェシーもここにヌルッと現れて、靴の踵を踏みつけたままコインを集めてくるのが強者感あってかっこ良い。
「神に感謝しろよ?」とか言動にキザなところがあるけど、それが様になっている。あの作品内では小柄な方だと思うんだけど、流し目がセクシーでその身軽さを活かした立ち回りをしているため喧嘩シーンはかなり見応えがある。

ここでDOUBTの平井が「おーい、説明してくれ。新登場が多すぎる」って言うんだけど、このセリフが視聴者全員の心境を代弁していた。
九龍も含めたら新登場人物が多すぎて名前が覚えきれてないよ。

雨宮兄弟にUSBを渡そうとした瞬間どこからともなく湧いて出てくる源治。
この人不死身で鬼のような強さな上に気配を消して音もなく動くことができるっぽいの、無敵でしょ。
あとやっぱり雨宮兄弟琥珀九十九周りの戦いは強さとタフさが異常なのでド派手で、見ていて楽しい。

九十九さん車運転してたけどちゃんと自動車運転免許ある?筆記試験受かった?というのと、車の上部に日本刀刺さった上で大横転していて、なのに広斗に一切心配されていなかった点で二重で不安な気持ちになった。
そのあと九十九さんほぼ無傷で車から這い出てくるし……なんでだよ……上に日本刀刺さってたんだぞ……

九十九さんってザム1で琥珀さんにこてんぱんにされてたあたりから察するに強さは雨宮兄弟と琥珀さんより一段階劣ると思うんだけど、しかしながら一回車で轢かれて瀕死になってから「死なない」「大怪我を負わない」という特大ステータスを手に入れたので錚々たる面々と全然同じステージで戦えてるの、かなりチートだと思う。めちゃくちゃな男すぎる。
そしてめちゃくちゃさで言えば車から身体が出て引き摺られた状態でも全くの無傷だった琥珀さんもめちゃくちゃだよ。ズボンも破けてないし。その革のズボンどれだけの強度を誇っているんだ。

このUSB争奪戦の時のハッカーの女の子、ずっと悲鳴をあげて巻き込まれながらも懸命に自分の仕事をまっとうしており、健気だけど本当に可哀想だった。前回RED RAINで散々USBには関わりたくないって話してたのに……こんな……人間を超越した強さの鬼たちの戦いに巻き込まれてしまって……自分のワゴンまで廃車になって……

そして車が源治と共に落っこちて行った後九十九さんの「琥珀さん、俺、車ダメだわ」のセリフが死にかけたとは思えないくらいあっけらかんとしていて本当に良かった。ムゲンでポンコツやってた頃の愛する九十九さんを彷彿とさせた。琥珀さんもそんな眉間に山と深い谷作ってないでないで笑ってやりなよ。九十九さん死にかけたんだよ。

あと今作からノボルが杖なしで歩けるようになっていたのでびっくりした。
メンディーさん演じるデカくてイカついフォー相手に喧嘩もして結構押してるし。
勉強ばかりで喧嘩をしてなかったと思っていたら、そういう訳ではないらしい。そして一生残るタイプの後遺症では無かったんだね。

いつにも増して説明を省いていくのでスピード感が凄まじい今作だけど、MIGHTY WARRIORSのライブ歌唱シーンにじっっっくり時間を割いていて、そのブレなさには惚れ惚れした。これが見たかったんだよ!をしっかりと見せてくれる。フォーのパワフルダンスシーンもある。
ジェシーが帰って来てからまたおかえりソングをじっくりやるもんな……こんなことされたら感激で泣いてしまうかもしれない。
あとなおみ然りセイラしかり、ロングヘアだった女の子たちの髪をショートにするの好きだな。

突然優しきゴーレムことプリズンメイト(プリズンメイト……!?)を連れて来て「MIGHTYに入れたい」と言う時のシーン、結構間が空いてICEが「……OK」と言ったのでみんな複雑な心境なのかな……この後フォーの入団テストみたいないびりシーンとかあるんだろうか……と思っていたら本当に、一切そういうシーンなく進んで行ったのでなんて仲間に優しい人たちなんだ……と思った。
フォーがリトルアジア出身というのもあるのかな。

あと人さらいをとっちめる映像の時にジェシーがあと「アイツも俺と同じリトルアジアの外でやっちまったんだ」と説明していたけど、その口ぶりからするにジェシーもメンディーさんの人も子どもや人を守るために人攫いをとっちめる役割を担っていたんだろうか。
だとしたらジェシーやフォーは正当防衛で、裁かれるべきは人さらいを行う人々では!?明らかに誘拐罪だよね?と思ったけど、そういやこの世界はほぼ無法地帯で警察が仕事してないんだった。
ジェシーやフォーはリトルアジアの中でもかなり腕が立つ人々だと思うんだけど、そんな2人が収監されてしまってリトルアジアは大丈夫だったのかな。守りの人手は足りているんだろうか……

ジェシーに対して力が足りていないロッキーって一番守りたいはずだった女の子をDOUBTから守りきれない可能性があるはずなんだけど、コブラの協定案を「自分で立てるうちは立つ」という理由(もっと他に色々あるのかもしれないけど、表面上は)で断るのはもったいなくない……!?人数然り、明らかに力不足じゃない……!?と思ってしまったけど、ロッキーなりの誇りなのかな……

そしてコブラもコブラでクレバークール無口キャラを貫いているせいでカジノ計画がおじゃんになったことに対して実家の店の経営を続けることが難しくなるんじゃないかと不安に駆られているダンやテッツの目の敵にされてしまう。
頭ならロッキーに見せた柔軟さや寄り添いの姿勢をダンやテッツたちにも見せなさいよ!と思うけど、コブラってマルチタスク苦手人間なのかもしれない。今ロッキーを口説いているから他に心を割く余裕がないのかも。いやそこは頑張れ。

山王連合会はコブラやヤマトにとってノボルが帰ってくるために作った場所であって、そこにダンやテッツは含まれていないのに、九龍という反社会勢力巨大組織と命をかけて戦わなければならないという寂しさや虚しさがヘイトを買っているんだと思うんだけど、コブラって何故か……身内は言葉を尽くさなくてもわかってくれると思ってるところがあるっぽくて……というか今重要視すべきはそこじゃないとバッサリ切り捨てられるドライさがあって……おそらくそういうドライさがあるからこそ選択を委ねられる頭がやれていると思うんだけど……しかしながらロッキーや村山くんにはあんなに健気に言葉を重ねるのに……と歯痒くなるよね。

にも関わらず「テッツは実家のためにできることはやったのか?……俺を信じろ」は、現状を不安視している相手に対して言葉が少なすぎるし、ちょっと、あまりにも、言葉選びが悪手すぎるかも!!!
いやそんな鬼のように不器用なところまで琥珀さんをリスペクトしなくてもいいんだけどな。

ところで村山くんが日向さんのことを「日向ちゃん」と呼んでいた時にいや日向さんの方が年上でしょうに「ちゃん」て……と思ってかなり印象的だったんだけど、演者の年齢だけを見るとこの2人は同い年であるようなので、もしかして村山くんと日向さんってかなり歳が近かったりするんだろうか。
村山くんはこの時点何歳なんだ。もしかして8回くらい高校留年してたりする?

White Rascals &DOUBT戦、始まらなくてもWhite Rascalsの足りてなさが分かるんだけど、ロッキーさん!もうちょっとこう……予測とか……いい感じにならなかったのかな……でもWhite Rascalsって頭脳戦であらかじめしっかり情報を仕入れて戦うタイプとかでも無いしな……ああいうスタンスにも関わらず愚直さが取り柄みたいなところあるし……
そしてこの裏で流れているDOUBTのテーマと思わしきBGMがとにかくかっこいい。

そしてそこに駆けつけるコブラたち山王〜!今君がすべきことはダンとテッツのところに行って説得して一緒に来させることなんじゃないの!?と不安になるけど、このまま放っておくとロッキーさんが死ぬかもしれないし、あんなに言葉をかけていた相手がピンチなら行かざるを得ないのがコブラたちなんだろうな。
いやもう!頭が揃いも揃って軒並み不器用!
そしてダンとテッツとチハルとカブトと、ほかにおそらく商店街に店を構えているメンバーがいなくても特に困ることなく戦えちゃっているのが寂しいな……

としょぼしょぼしていたら御陽気大型トラックが突っ込んできたので一気に笑顔に。
パーーー!!!という音楽もそうだけど、やっぱり鬼邪高校を見ると元気が出る。
今作から古屋くんが襟足とサイドをガッツリ刈り上げてマンバンっぽい髪型になっていてかなり最高だった。刈り上げって本当に良い。
騎馬戦みたいに戦うのも本当に意味がないんだけどみんな喧嘩を至極楽しそうにしていて、見ているこっちも楽しくなる。

RUDE BOYSの皆さんもとっても大変な時期にわざわざ助けにきてくださって……と思いながら見ていたら佐野岳が出て来て、さ、佐野岳!?!?!?いつからRUDE BOYSに!?!?と驚愕してしばらく話が入ってこなかった。突然湧き出て来た佐野岳。佐野岳をザム2から突然加入させるならドラマにも出してほしかったな……!でも軽快なアクションを見せてくれてありがとう。

そして日向さんが蘭丸に敵対すると決めた時に「仲間ァ殴ってすぐ切り捨てるようなやつ信用出来ねぇだろ」と言っていたので、頭としてめちゃくちゃ真っ当なことを言っている!?とまた衝撃を受けた。しかしこれに関しては蘭丸に雇用される側としての意見かもしれないし、さっきまで戦っていた村山くんに何か言われたのかもしれない。

日向紀久、本当に考えていることが読めない。
今回日向さんの語彙に「ベイビーズ」があると知ってしばらく笑っていた。あの人の口から一番出てこなさそうな言葉だよ。
とにかく喧嘩という祭りに参加したいだけの人かもしれない。

車で乱入する達磨の皆さん、車の後ろが犬ぞりみたいになっていて構造がよくわからないけどとにかく楽しそうでよかったし、カーブで後ろのソリ組が振り落とされていて声を出して笑った。
それ乗り物として致命的じゃん!!!やっぱ車ってそうやってソリみたいに乗るものじゃないって!!!

は〜鬼邪高校といい達磨一家といい、アホの戦い方をするチームは見ていて本当に楽しいな。
巨大看板倒してたけど全然味方巻き込まれそうだったのも良い。達磨ってザム1のコンテナ上下といい味方が巻き込まれるという概念が希薄で、めちゃくちゃな戦い方をしてくれて、それが見てる側としては本当にありがたい。
視聴者がHiGH&LOWに求めているものをわかりやすくお出ししてくれるチームという感じがある。

そしてMIGHTY WARRIORSがそれをさらに牽制していって……というパワーバランスが完璧。
しかもMIGHTYの最強なところは喧嘩中のBGMを本人たちが歌っているところだな〜!クラブミュージックだからノリノリだし、MIGHTYには派手な人が多いので見ていてずっと楽しい。
しかし関くんが「アイスだ!アイス……!アイス!」とICEにやたら反応していたのはなんだったんだ。実は曲のファンだったりする?

と気持ちいいシーンが続いたのに突然みんなが喧嘩しているシーンの後ろで「喧嘩って……よくなくて……」みたいなしんみりBGMを流してくる。
ここまで視聴者を高揚させたのはあなたたちですよ。最後まで責任とってくださいよ。

一方琥珀さんと九十九さんがITOKANに来て、九龍のUSBを公開するという手段で「龍也のけじめをつけてきた」となおみちゃんに告げるシーンがあるんだけど、喧嘩だけじゃ何も変わらないをドラマ時からずっとやる一方で、ザム1から改心して暴力という手段に訴えなかったUSBを守り抜いて公開した努力は水泡に帰す結果になるので、HiGH&LOW……一筋縄じゃいかない作品だよ……と思う。

劉ってMIGHTY WARRIORSではなくて九龍でメイン活動をしているけどいまだにMIGHTYと深い交流があるっぽくて、一度身内判定したら情にアツい人なんだな……と意外。
でもそれは過酷な環境で生まれ育った人たちの集まりであるMIGHTYの共通点なのかも。助けてあげて、助けてもらって、という持ちつ持たれつな暮らしをしないと生きていくのが困難な人々。
MIGHTY WARRIORSってドラマの時から一貫してSWORDに対抗する組織として描かれているけど、決して悪役として描かれていないのがとてもいいなと思う。彼らの中には確固とした善悪の線があり、始終そのラインはきちんと守っている。
ただ彼らには金のために動くという目的があって、その方向性に素直に従っているから金払いの良い海外マフィアやDOUBTについているというだけ。SWORDから見た善人や悪人という次元では動いていない人たち。人間の多面性を見せてくれる人たち。

あと九龍のお偉いさんがガリガリくんを食べながら出てきて笑ってしまった。
ヤクザならもっと高級なアイス食べてよ!と思う一方で、確かにバニラアイスじゃなくてガリガリくんにしか欲が満たせない時ってあるよな……とも思うし、それはそれとして絶対にそんなことを考えるシーンではない。
龍也さんのことを「犬死にだった」「何人死んでもかわらねぇんだろうなぁ」と言われてコブラはカッとしていたけど、喧嘩は悪しきもの!という考えが根底にあるストーリーだと確かにコブラを筆頭にした人々はたとえ誰かが死んだとしても何かが大きく変わるわけじゃくて、これからも喧嘩をし続けるんだろうな、と思うため倫理観がめちゃくちゃすぎるのはさておき一理ある。
それを言ってのけたヤクザを思い切り蹴飛ばして宣戦布告するコブラは「間違った道を邁進し続けるリーダー像」として描かれているんだろうか。
いやでも間違っているにしては後ろでめちゃくちゃかっこいいHiGH&LOWのテーマが流れているな……
HiGH&LOW……本当に一筋縄じゃいかない作品だな……

エンディングで山王地区、鬼邪高校、無名街、達磨一家本拠地、White Rascalsのクラブをめちゃくちゃに破壊して放火しているシーンがあったけど、鬼邪高校だけは他の地区と扱いが違うよ!地域の高校だよ!村山くんたちが住んだり商いをしている場所じゃないよ!と思って頭に入ってこなかった。
燃やすな。そんなもん。

はー楽しかった。
今作は視聴者が達磨一家や鬼邪高校やMIGHTY WARRIORSのことが好きになる理由が色濃く出ていた。喧嘩を楽しそうにやってくれる人たちはやっぱり見ていて楽しい。
それが正しいかどうかはさておきね。

次回!ザム最終作!


余談だけど柳さんと一緒に見たHiGH&LOW THE  LIVEで源治役の小林直己さんが笑顔だったことにも衝撃を受けたけど、何よりも衝撃だったのは全体的に身体がスリムに見えたことだった。ゴツいというよりは、しなやかな筋肉という感じ。
今作の首の太さは幻だったの……?首の太さって変幻自在に変えられるんでしたっけ……

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